私が婚活をはじめたのが41歳

 

息子が20歳の誕生日に

『結婚にいいイメージが

ないから結婚する気はない』と言われ

 

結婚をしたいと思えるような

『幸せな結婚』をしよう

そう思って始めた婚活だった

 

そんな息子も今年か来年には

同棲中の彼女と結婚予定で

 

私が『幸せな結婚』を見せなくても

勝手に幸せを見つけてくれて

本当に良かった

 

 

結婚に目的がなくなってしまい

一人暮らしも気ままで楽だけど

 

 

何かを食べたとき

どこかに行ったとき

その日の出来事とか

楽しさや嬉しさを共有したいし

 

体調を崩したときや

仕事で辛いことがあったときは

助け合ったり励まし合ったりしたい

 

そして一度目の結婚で

味わうことがなかった

幸せな結婚生活をしてみたい

 

私にとって婚活は

幸せになるための活動

 

 

 

土曜フクさんと

仕事の話になって

 

「できるだけ職場では

仕事以外の話はしないし

個人的に出掛けるなんて考えられない」

 

プライベートと仕事は

きっちり分けていて

部下に対しても敬語を遣い

距離も保つようにしているフクさん

 

「10年前に東京に来て

友達もこっちにはいないのに

友達が欲しいと思ったことないの?」

 

「職場で友達になりたい

とは思わないし

友達を作るために何かしよう

なんて思ったことないね」

 

「友達いなくて寂しくない?」

 

「おっさん二人で休みの日に

ショッピング行ってクレープ食べたり

ディズニーとか行っても気持ち悪いし

なんでも一人でできるから問題もないかな」

 

地元から離れて20年以上

1人でいることが増え

それに不自由も感じていない

 

「じゃフクさんは

何のために結婚したいの?」

 

「何のため?」

 

「なんでも一人でできるなら

結婚も必要ないんじゃない?」

 

「老後のため、かな

別に介護してほしい訳じゃないけど

年を取ったら支え合ったりこうやって

話ができる人がいないと何もなくなる気がする」

 

 

40代以上の人は

老後のためとか将来の不安とかで

婚活していることも多いし

 

定年してからの人との繋がりは

『一緒に住んでいる家族』が

中心にもなってくる

 

日々の会話ができる人

何かあったら助け合える人

 

自分の老いを感じるからこそ

必要になってくる存在もある

 

 

でも夢がないと言うか

結局どちらかが先に逝っちゃえば

一人ぼっちになるんだし

 

結婚したい理由が

老後のためと言うのは

なんだかな

 

ゴールは一緒なんだけど

目的が違う感じ

 

それが40代の現実なのかもしれないけど