2024春 桜とグルメの旅 In 青森 4 | Perfumeとグルメの日記

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Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

桜と食を求めての青森旅行記も今回で最終回です。
去年の青森滞在の時に、とても素敵な癒しの場所を見つけたので、今回もそこに向かいました。
青森駅から歩いて10分弱のところにある、青森まちなかおんせんです。
ちなみに、今回の旅行記は都合により時系列はバラバラに記しておりますので悪しからず。
 
 
 
ここは簡単に言えば、スーパー銭湯なんですが、なんと料金が普通の銭湯並みの470円。
なのに、薬湯にジェット風呂に、露天風呂とサウナまで楽しめて、風呂上がりにはレストランでビールと食事が取れて、おまけに散髪までして帰れるという素晴らしさですよ。
地元のお客さんがたくさんいらしていました。
ちなみに、ここは外国人観光客に見つかってません。
青森旅行の際はぜひ!(笑)。
 
 
 
広い湯船に足を伸ばして浸かって、サウナでたっぷり汗をかいて、水風呂で体を締めて、外に出て風に当たってを何度も繰り返して、約2時間ほど滞在。
体の老廃物は全て外に出ました。
これで、約1キロ強の減量で目標達成。
なぜ、これだけ大量の汗をかいて体重を減らしたかというと、夜の宴のためですよ。
ビールをたっぷり飲むためです!

 

 

 

 
実は、この日の夕食は、お魚の美味しい青森ですから、寿司屋に行って、新鮮なお魚と地酒を楽しもうと計画していたのです。
でも、巷で、「魚の美味しい町のスーパーは寿司屋並みの新鮮な魚を売っている」という情報があって、北海道旅行の時にそれを実感しましたから、ホテルから歩いて行ける範囲のスーパーを何軒か回りましたところ、格別に素晴らしいものを見付けてしまい、もう、これを買ってホテルで楽しめばよいやと路線変更した次第でした。
 
 
 
この、スーパーはCelest(セレスト)さんで、「のっけ丼」で観光客に有名な青森魚菜センターのすぐ近くにある、最近出来たお洒落なビルにあるお店です。
ここは、新鮮な魚を取り扱う鮮魚コーナーがあって、活きた魚を捌いてくれるサービスもありますから、売り場に並んでいる魚も、種類が豊富で新鮮なわけです。
では、ここのお魚がどれだけ新鮮で、お得だったかをご紹介しますね。

 

 

 
まずは、限界まで体重を落とした、試合前の計量を終えたボクサーのようなボクは、冷蔵庫で冷やしておいたビールを一気に飲み干し、まずは、お寿司をいただきます。
ボクは、貝が大好きなんで、「貝づくし」というパックのお寿司を選びました。
左上から、「アワビ→帆立→北寄貝→赤貝」です。
これだけ、新鮮な大きな貝が8貫あって、しかも、アワビがあって、お値段が1,380円ですよ。
寿司屋なら、ゆうに倍以上のお値段でしょう。
 
 
 
あんまり伝わらないかもですが、帆立の厚さを写真に撮ってみました。
都会のスーパーで売っている、ベビー帆立とは比べ物にならないほど大きく、肉厚で甘みがあって、本当に美味しかったでした。
 
 
 
続いては、お刺身の盛り合わせ。
左から、マグロ、炙りタコ、ホウボウ(スズキ目の白身のお魚)です。
どれも、分厚く切ってあって、食べ応えがありました。
 
 
 
マグロは普通くらいだったけど、炙ってあるタコは風味があって、吸盤が噛み応えがあって、実に美味い。
ホウボウは都会ではあまり見なくて、魚の美味しい町に行くと見かける魚なんだけど、鯛に似て淡泊なんだけど、コリコリとした歯ごたえが実に美味い。
ここまで、外れ無し!

 

 

 
そして、本日のメインイベント、にしんのお造りです!
ボクは、京都に住んでいるので、ニシンといえば、「にしんそば」でしか食べたことがないんですよ。
つまり、煮た物しか食べて来なかったのです。
ニシンは、鮮度落ちが早くて傷みやすいのが理由でしょうね。
ですから、売り場でニシンのお刺身を見つけた時に、真っ先に手に取りました。
ニシンは傷みやすいのに加え、小骨が多い魚らしく、刺身には、しにくいお魚のようですが、やはり、そこは青森のスーパーですよ。
見てください、綺麗な身でしょ?
 
 
 
初めて食べたニシンのお造り、最初は淡泊な口触りでしたが、コリコリとした身を噛んでいくうちに、甘みが出て来て、旨味がしっかりと伝わって来ました。
実に美味かった。
ニシンの旬はいつかは分かりませんが、青森に来られる際には、ニシンのお造りはマストでお願い致します。
 
 
 
そして、ビールだけでは飽き足らず、日本酒もいただきました。
青森県の桃川酒造さんが醸した、青森県が激推ししているお米、「青天の霹靂」が原料のお酒です。
 
 
 
この酒が、めちゃくちゃ美味かった!
体質が合わなくて、普段、あまり日本酒を呑まないのですが、この「青天の霹靂」は、日本酒独特の癖がなくて、喉越しが良くて、あったらあっただけ幾らでも飲めるくらいの口当たりの良さが素晴らしい。
ボクの中では、福井県に行った時に飲んだ、「一本槍」と双璧の二大巨頭ですね。
日本酒が苦手なボクでも、ぐいぐい飲めるお酒の美味しいリストに見事にランクインしました。
 
 
 
それと、写真に無かったのですが、この日に食べた「ニシンの切り込み」もめちゃくちゃ美味しかった。
ニシンを、「米麹、塩、唐辛子」だけで漬け込んだ東北の保存食品なんだけど、これが、絶妙にしょっぱくて、麹の甘さもあって、なによりニシンが美味いから、酒のお供にバッチリよ。
生のお刺身は持って帰れないけど、これはお土産で持って帰れるよ。
行かれた際にはぜひ。
 
 
 
もう、青森のお魚を満喫しまくって、お酒もたんまり飲んで、この日は記憶の無いまま眠りに付きました。
翌朝、チェックアウトぎりぎりまで寝ていて、慌ててホテルを後にして、帰りの飛行機の時間までに朝食を済ませようと、観光客にはすっかり有名な、駅前のアウガビルの地下にある、こちらのお店に向かいました。
丸青食堂さんです。
 
 
 
 
このフロア全体が、海鮮物を売るお店がたくさんあって、地元の方もここで新鮮な海鮮を買う場所なんですが、一観光客のボクは、そこには目もくれず、こちらのお店に向かいました。
前日の夜に、腹一杯に淡泊なお味のお魚をいっぱい食べたので、翌朝のボクの口の中は、「脂、お肉、濃い味」をリクエストしていました(笑)。

 

 

 
よって、ここで注文したのは、カレー。
このお店は、取れたての魚介を使った各種の海鮮丼もウリなんですが、もう1つ、カレーも有名だったので、それを食べてみました。
出て来たのがこちら。
 
 
このカレー、お値段が500円なんですが、お味も具材もしっかりとしていました。
スパイスは控えめで辛みはほどほどで、旨味がしっかりとしている。
ただ、原材料が分からないので、その旨味がどこから来るのかは皆目見当がつかない(笑)。
でも、大きなお肉が入っていたりして、青森に滞在した2泊3日の、ともすれば魚に偏った食生活を、この一皿のカレーでニュートラルに戻してくださいました。
 
 
 
大変に美味しいカレーをいただいて、駅からバスで空港に着き、地元への帰路についたのでした。
青森はなかなかアクセスが難しくて敬遠していたのだけど、
「食べ物がとにかく美味しい」
「外国人観光客がまだ少ない」
 
 
この2点で、日本人の旅行については、相当おススメ。
お昼は観光名所を巡って、夜は、スーパーでお魚と地酒を買って、ホテルで「1人宴会」がおススメですよ。
以上、青森旅行記でした。