「ちはやふる~結び~」 感想 | Perfumeとグルメの日記

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「ちはやふる~結び~」観てきました。
いや、本当は先週観て来てて、早く感想書きたかったんだけど、ネタバレすると申し訳ないんで躊躇っていたんですが、あちこちでレビューが上がり始めているので、そろそろ書いてみたいと思います。



まず、ボクの結論から言うと、「最高に素敵な出来栄え」且つ、「青春っていいなぁ」と・・。



「ちはやふる」の一番素晴らしいところは、千早や、太一、新の恋愛模様に逃げずに、あくまで「競技かるた」をベースにした、スポーツとしてのストーリーを組み立てているところ。



さらに、「かるた部の部員たちのストーリー」を描いているのではなく、「かるたに書かれている歌」を、登場人物のストーリーに忠実に反映させているところ。



あくまで、「かるた」が主役なんです。
そこが一番気に入ったところ。



そして、どんなに頑張っても、泣いてもすがっても、高校生は三年でその場から卒業しなければいけないし、だからこそ結果を残さなければいけないし、後に残る後輩の為に何かを残さなければ行けない。
その、若さ故の焦燥感と、それに真正面からぶつかって行く潔さが本当に良く描けていると思いました。



具体的には書きませんが、千早も太一も、共に卒業後の進路に悩んでます。
競技かるたに才能があって、競技かるたを愛し過ぎたが故に、それ以外の進路が見つけられない千早と、彼女と一緒にかるたがやりたかっただけの不器用な性格の太一が、どうやって、現状の自分を見定め、未来を描いて行くか、それをかるたの歌を通して描いていくのが、この「ちはやふる」のストーリーの根幹だと思いました。




もう、その先は映画を観てください。
1800円払って損はない作品ですよ。



最後に付け加えるなら、エンディングで流れる、Perfumeの曲のタイトルが、なぜ「無限未来」だったのかが、ストーリーを全て観た方なら即に理解出来るはずです。
映画のエンディングでは、千早の未来もちゃんと描かれてます。



他にも書きたい事は沢山あるのですが、ネタバレ回避出来ないので止めておきます。
ぜひ、劇場でご覧くださいという事だけは付け加えておきます。



なお、この映画の批評で、最も頷けたWeb記事のレビューのリンク先と、宇多丸さんのものを貼り付けておきますね。
「ちはやふる」が日本アカデミー賞を取りますように。