【その6】 セットリストで振り返る「COSMIC EXPLORERツアー」 | Perfumeとグルメの日記

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「寄せ集メドレー」
(Relax In The City ~透明人間~Spending All My Time~不自然なガール~Twinkle Snow Powdery Snow(イントロのみ)~コンピューターシティ~イミテーションワールド~Sweet Refrain)



1つ目のMCコーナーが終わって、あ~ちゃんがこのメドレーの曲フリをするときに、「Perfumeは今年で16年目なんで曲だけは沢山あるので、今日はメドレーを作ってきました」と話して始めるのですが、実はボクが彼女たちのファンになった頃は、「Perfumeは曲が無い!」という状態だったのですよ。



ボクがファンになった2008年の1月の状況で言うなら、1枚しか出していないアルバムがベスト盤で、そこにある新曲は1曲だけで後は既存曲オンリー。
4月にようやく『GAME』がリリースされるも、完全な新曲は着替え曲を除けば6曲。
結果、次のアルバム『⊿』が出るまでの間は、ツアーもフェスもイベントライブも、ほぼ同じようなセットリストだったのですよ。
来る日も来る日も「チョコとポリとジェニーとエレワ」(笑)。
それが、ついにこのツアーで初めて、この4曲が全て基本のセットリストから外れる時が来ました。



いやあ、本当に感慨深いです。
それだけPerfumeのレパートリーに、自信のある新曲が沢山増えたということですからね。
今や、CD不況の煽りで、新曲のレコーディングがままならない状況のアーティストが沢山いる中、ライブでやり切れないほど曲が余るというのは有り難いことなんですよ。



では、前置きが長くなりましたが、センターステージで行われた「寄せ集メドレー」の回顧を。
先に書きましたが、このメドレーの楽曲をバラして1曲毎に感想とレポを書いていきます。




Relax In The City =去年のメトロックで、あ~ちゃんが「この曲は地味なんでセットリストには入れないでおこうと思ったんだけど、マキシマム・ザ・ホルモンの亮くんが大好きだと言ってくれたんで、彼のために歌います」と言ってたのを今も覚えているんだけど、亮くんには申し訳ないけど、確かにこの曲は家でCDで聞くには良いけど、ライブで見るにはちょっと退屈かも。
どう、ノッて良いかわからん(笑)。
やはり西脇巨匠のお見立ての通りのようですな。


透明人間=このメドレーののハイライトといえばこの曲。
一応、エーザイさんのCMに採用されたとはいえ、シングルのカップリングでしたし、ほとんど話題にも挙がらなかったですから、まさかやるとは思わなかったのですが、サビの部分だけとはいえ、着ている服を下から上に脱いでいくというフリを取り入れるなど、「透明人間」をしっかりとダンスで表現しているのに脱帽でした。
今後、ライブでフルでパフォーマンスされるのを震えて待ちます。



Spending All My Time=今回のアルバムを聴いてからの、この曲は、今や時代遅れのEDMで、今さら感アリアリで、特に思い入れは無い。(笑)。
これは8月以降の海外向けのライブのために入れたんだよね?(笑)



不自然なガール=レコーディングの時に、中田ヤスタカがこの曲のサビを聞かせて、「鬼キャッチーだろ?」とうそぶいたとかいう曲。
ただ、これもボクには全く響かない曲。
むしろ、同じ盤に収録されている、「ナチュラルに恋して」の方が、ボーカルのPerfumeの可愛らしさと反比例するような、後ろに鳴り響くファンク系の黒いトラックのアンサンブルの方が圧倒的にボクの好みでした。



ただ、ラストサビのかしゆかのソロパートで赤い照明が、かしゆかを染めたところが、彼女を一番セクシーに捕らえられて、そこでしばし萌えましたな。



Twinkle Snow Powdery Snow(イントロのみ)&コンピューターシティ(サビ1フレーズのみ)=どちらも短くて感想を抱く間がなかった。
TSPSは、「3:5:6:9」のサイコロコーナーで、なにげに回数多く当てられていたせいで、優先順位が下がる憂き目に遭ったのかも。
でも、コンピューターシティのレーザー演出は綺麗だったなぁ。
今回のセットリストはレーザー演出使う曲がほぼ無かったので貴重な時間。
空中を飛び交うレーザーも凄いけど、この曲のように、ステージ上や測位からの低いところから打ち上げるようなレーザーも対空砲のようで迫力がある。




イミテーションワールド=最近になって、改めて再録音された幻の曲。
「カウンターアトラクション」もあるのに、なぜこの曲だけが取りあげられたのか、今もってよく分からないのだが、ライブで聴いてみて、スローバラードの持ち合わせがないPerfumeにおいては、再録音のスロー調のこの曲は貴重な存在なのかもと思った。
今後のライブでの使われ方に要注目ですな。





Sweet Refrain=このブログにおいて、何度も何度も取り上げて、「ぜひライブで!」と懇願したおかげか、やってくれましたが、ただ・・・、ボクがこの曲を推薦した最大の理由である、絶品の振付が見られる2コーラス目のAメロはバッサリと切り落として、サビ部分だけで構成されていたのは相当に残念。




でも、驚いた事に、ボクが行った各会場で、ライブ後の退場時に、他のお客さんの口から、「『Sweet Refrain』が見られて良かった!」と話している方々の話が沢山耳から入って、それを聞くたびに、ここで散々言っていたことが広まったのかな?と一人、悦に浸っておりましたよ(笑)。




恐らく、これからのツアーでも、このようなメドレーがセットリストに入る事はあるでしょうから、自分のお気に入りの曲を、事ある毎に、色んなところに発信し続けると採用されるかもね。