3.Dream Fighter
個人的には、この曲は今回のセットリストに入ってくるだろうなあ、と思っていた。
(このツアーの何日か前に書いた、ボクのセットリスト予想はこのリンクから)
それは幾つか理由があって、まず、比較的若い層からこの曲は支持を受けている事。
徐々に客席の年齢層が若くなっている最近のPerfumeライブですから、若い層に人気のある曲を入れたいと思うのは当然。
さらに、Perfume自身が、この曲に使命感を持って接している事。
アニバーサリーの「3:5:6:9ツアー」、3回のWORLD TOUR全て、初めての東京ドームライブでもセットリストに入れているように、何かしらの決意を持ってやるライブにはこれを入れてくる事が多い。
そして、今回の「COSMIC EXPLORER」は、マジソン・スクエア・ガーデンライブを目指すクエストの第一章ですから、改めて自分たちのお尻を叩いて発奮させる意味で入れたのだろうと推測した次第。
セットリスト1曲目の「STORY」は幾何学的なモノクロな演出。
2曲目の「FLASH」で、映画『ちはやふる』のイメージカラーと思しきピンクの照明がPerfumeを染めましたが、この「Dream Fighter」での照明はやはりこの曲のジャケットの衣装の色と同じ『辛子色』でした。
昔からのファンから言わせると、こういう所を大事にしてくれるのは嬉しいですよね。
この曲での最大の思い出は、ライブでの出来事でなくて、ファンクラブ限定MOVIEで、この曲のMV撮影の一部を紹介した中で、監督の関さんが撮影の段取りに失敗して、Perfumeから、「二流!!↓」ってブーイングされたのを見て、我々ファンの間でその呼び名が密かに定着した事ですね。
最近では、制作される作品に色んな賞を戴いていて、呼び名も『超二流』に格上げされてますが(笑)。
1コーラス目と2コーラス目で向きを変えてパフォーマンスする様は、昨年の「3:5:6:9」でも見られましたが、今回のツアーでは、初めての会場も多かったわけで、自分たちの向いている方向の景色に見覚えは無いわけで、それを会場入りして僅かの時間の間で把握して、この曲の時でも、何事もないようにコーラス変わりにあっさりターンして裏表の向きを変えて、何気なくパフォーマンスしているのを見て、Perfumeさんの計り知れないスキルの高さを思い知った次第でした。
あと、この曲で付け加わるなら、Bメロでの「こーのままでいられたら・・」からのソロ歌唱のパートで、観客から「PPPH!」の声が沢山挙がっていた事。
「PPPH!」はどちらかと言うと、昔のアイドルさんの曲中に起こっていた反応で、この曲のリリース直後はこのコールについて、ファンの間で、アイドル畑とロック畑(いわゆるアイドル現場から流れて来た人と、楽曲重視でファンになった人)で派閥に分かれて静かに揉めていたような記憶が。
今は、この派閥、どちらもいなくなって(笑)、あんまりポリシー無く、この「PPPH!」をやっているような。
どこで覚えて来たんだろう?(笑)。
どちらかと言えば後者だった当時のボクも、このツアーでは、そこそこ「PPPH!」をやっておりました。
ただ、曲のリズムと、自分の手拍子が咬み合わないのが、どうしても気落ち悪いのですが(笑)。