【ワタシの好きなTOP 3】 Perfumeぐるんぐるんツアー セットリストより | Perfumeとグルメの日記

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今回のPerfumeぐるんぐるんツアーのセットリストは、代々木を含む全公演の本編は16曲ずつ。
本編の10曲目は広島公演だけが「VOICE」で、その後の公演から、「SEVENTH HEAVEN」に入れ替わり、さらにアンコールは、代々木を除けば、「WONDER2」「MY COLOR」「PUPPY LOVE」の入れ代わりでしたから、地方公演は全20曲で構成されていたというわけになります。
ざっと、挙げますと、


Cling Cling
Handy Man
ClockWork
レーザービーム(Album-mix)
いじわるなハロー
I still love U
恋は前傾姿勢
DISPLAY
VOICE 
SEVENTH HEAVEN
Party Maker
GLITTER
セラミックガール
ジェニーはご機嫌ななめ
チョコレイトディスコ
Hold Your Hand
wonder2 
MY COLOR
PUPPY LOVE


という事で、今日はこの20曲の中から、「ぐるんぐるんツアー」に10公演、足を運んで現地で聞いた、感じた中から、特にボク自身が盛り上がった、感動した、お気に入りのTOP3を挙げたいと思います。



まずは、第3位! 「PUPPY LOVE」


言わずと知れた、「上下上上!下上下下!」でみんなで踊りまくるこの曲。
2008年の頭からPerfumeのファンになったボクは、春の『GAMEツアー』を経て、その年の11月の、Perfume夢の武道館公演の2Daysが初の東京遠征、とともに初の日本武道館。
ロックの聖地の武道館に、アイドルのライブでわざわざ出向くなんて、なんとも複雑な気持ちで中に入ったのですが、いざライブが始まってしまえば、もうそんなことなんてどうでもいいくらいの盛り上がりと楽しさで、ボクのライフは完璧満タン(笑)。
ラストの「PUPPY LOVE」は、『GAMEツアー』ではあえてやらずにここで初めてやったんですが、10000人でやった、「上下上上!下上下下!」のフリが本当に楽しくて、ここで初めて本格的にPerfumeのファンになろうと決めた次第です。
それまでは、当時まだまだアイドルのカテゴリーにあった、Perfumeのファンになるのに、何か言い訳(それは中田ヤスタカ の曲がいいから・・だとか)を自分の中に持っていたのに、パピーの無条件の楽しさの前では、「もうそんな事なんてどうでもいいじゃん!!」って振りきれたわけです。
そんな、思い出補正もあってか、福岡初日のアンコールでこの曲のイントロが流れた時はアガりましたね。
みんなで同じフリをするのも楽しいし、Perfumeの3人がコーラス毎に客席に近い所に来てくれるのも嬉しいんですよね。
(このツアー中ではボクの座席は彼女たちからは遠い位置でしたが)
ただ、観客のキミたち、『パピラドラム』が全然出来ていなかったじゃないか!!
この曲のBメロで行う、みんなのコミュニケーション。
あれは、Perfumeと我々が指ドラムでお互いを差し合って、指した指を介してニッコリと笑顔を交わすという貴重なコミュニケーションなのだが、最近ファンになった方は「上下上上」は解っていても、こっちは分からない方が多かったようで、若干残念・・・。
でも次からこれもやってね。




続いて、同率で同じく3位!!  「Hold Your Hand」


代々木を含む各公演の本編のラストを飾ったのがこの曲。
ライブの後半、盛り上げる曲のオンパレードで上り詰めたライブの最後を締めくくるのが、最新シングル「Cling Cling」のカップリングのこの曲。
曲調はやや地味なんですが、ボクはこの曲の歌詞がなぜか好きなんですよ。


『絶対割れないキミのガラスの心を伝う 涙色の振動に 思わず声が出ちゃうよ』


強がっていたり、弱みを見せなかったり、本音を明かさない、自分の大切な人が何かの時にふと弱みを見せたのを瞬間に察知して、『I Wanna Hold Your Hand』と伝えたいと願う、この曲の主人公の清らかな気持ちを形にした歌詞に、このツアーで毎度胸を打たれてしまうのですよ。
あまり、曲を聞いて泣かない方なんですが、この曲だけはいつもウルウルしておりました。





第2位!! 「恋は前傾姿勢」


前半の最後に歌われるこの曲。
昨年の年末のドラマの主題歌に起用された、「Sweet Refrain」のカップリングなんですが、肝心の表題曲がかなり地味なまま、世間に注目されないまま消えてしまったので、当然このカップリング曲も日陰の身かと思いきや、このツアーでお披露目となりました。
ボクは、このツアーのセットリストでいえば、「Party Maker」や、「エレクトロ・ワールド
」のような分かりやすいノレる曲も大好きなんですが、オシャレなクラブやカフェで掛かっているような、横ノリの曲も大好物なんですよ。
いや、むしろ自分の好きに揺れていられるこっち系の曲の方が好きかもしれない。
気持よく揺れながら、「前のめ~り」で、本当に前のめりになるPerfumeを見るのが本当に楽しかったでした。





第1位!! 「セラミックガール」


2008年にファンになったボクですから、当然アルバム「GAME」に収録されているこの頃の曲に特別な愛情を持っているのは当然ですが、今回この曲を1位にしたのは、それなりの理由がありまして、それは歌詞です。
この曲の歌詞を読んでいただけたら解るんですが、この曲の主人公の女の子は、恋をしようとすればするほど身構えてしまって、まるで外部からの刺激に一切変化しないセラミックのようなものだと自分を言っているわけであります。



この曲は2008年発売の「GAME」に収録されていますから、当時のPerfumeはおおむね二十歳。
このアルバムには、「シークレットシークレット」のように、振り付けでマネキンを演じたりして、この「セラミックガール」の歌詞の世界観と同様に、他の曲の世界観の中でも、Perfumeには非人間的なイメージを押し出しているように感じます。
ボーカルにエフェクトを強めに掛けて、誰がだれやら分からないようにしておりますよね。
でも、それから数年経って、今ではエフェクトもほぼ無くなり、3人の声の個性がはっきりと分かるようになっております。
つまり、現在のPerfumeは、この曲の歌詞のような「恋をしたくても一歩踏み出せない女の子」から大きく成長しているのですよ。
そこがこのツアーでこの曲を聞く上で、逆に懐かしいのです。
なんか、「お互い年を経ったなあ」なんて思いながらも、その時の事を思い出して、Perfumeの変化を自分たちのこの数年とリンクさせたりしながら、妙に感慨深げに、でもサビでは三本指でノリノリで踊りまくるというのがたまらなく楽しかったわけです。



ボクは、やはり「GAME」世代ですから、この辺りの曲にどうしてもシンパシーを感じてしまうのですが、果たしてアナタはどんな曲が気に入っていたのでしょう。