【セットリスト付き】「REQUESTAGE 12」 レポ | Perfumeとグルメの日記

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Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

昨日は、Perfumeの重大発表の中身も遂に明らかになって、皆さん色んな意味で東奔西走された事だと思いますが(意味が分かる人は分かるでしょ?)、とりあえずこの話題は明日にいたしまして、本日は大阪城ホールで行われた「REQUESTAGE 12」のレポを書きたいと思います。

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例年、それほどチケットが完売になる事が少ないのですが、今年はなぜか早い段階から先行予約
の倍率が高くて、完全ソールドアウトで、この日の観客は13,000人ですと。
ボクはなんとかバックスタンドのチケットを確保。
席はステージの右後ろ斜め45度から見下ろす感じ。
アーティストのお尻を堪能するばかりでしたが、距離的にはアリーナの後ろよりは断然近く、また出演者の入退場口にもほど近いので、ある意味アーティストの素顔も見れて、まずまず満足行く座席でしたよ。

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では、出演順に沿って感想などを。


SPYAIR

1 OVERLOAD
2 現状ディストラクション
3 イマジネーション
4 サクラミツツキ
5 サムライハート


この人たちのライブを初めて見たのだが、率直に言うと、「ロッキンとかのロックフェスの2番めに小さいステージの午前中に出てくる若手バンド」がやってるような曲。
リズムが単調で、ギターだけがギュンギュン響くという、今の、J-POP系のロックバンドの最大公約数的な音って感じ。
ロックを聞いているはずなのに、なぜかアリーナで両手を挙げて「ヨサコイ」踊ってるような、変なノリのロックフェス少年少女には大好物な曲なんでしょう。
3年前にリリースしたという、M5は非常にノリ易い良い曲なんですが、それ以外は全て最近リリースの曲という事で、メジャーレーベルから出すと曲がつまらなくなってくるのでしょうか?



KANA-BOON

1 ないものねだり
2 1.2. step to you
3 結晶星
4 盛者必衰の理、お断り
5 フルドライブ


大阪は堺市出身で、FM802でもボーカルの谷口鮪くんがレギュラー番組を担当しているという事で、まさに地元の雄的な感じの彼ら。
場内に名前がコールされた時の盛り上がりはこの日一番でしたから、もしかしてチケット完売の影の立役者は彼らたちだったのかも。
ライブを見るのは、昨年の「ROCK IN JAPAN FES 2013」以来2度目。
いわゆる、「踊るロック」を地で行くような、リズムの心地良いサウンドが特徴で、聞いていて自然に体が動いてくるような軽快さが彼らの持ち味。
非常に楽しかった。


MCで、「個人的な話しをしていいですか?」と断り、「デビューする前から尊敬していたのが、(トリで出てくる)ASIAN KUNG-FU GENERATIONで、彼らの前座に呼んでもらってライブしたのが、ちょうど2年前の4月29日。
また、2年後の同じ日に今度はこんな大きいアリーナで共演出来て本当に嬉しい」と語っておりました。
こんな偶然って、本当にあるんですね。


ただ、またケチを付けるようですが、あれだけ軽快なダンスロックを歌う彼らが、今度リリースするという新曲のM5だけ、前出のSPYAIR同様に鈍重なノリ辛い曲だったのは、これはもはやアーティスト側の責任ではなく、今のメジャーレーベルの制作サイドの耳が猛烈にイカれてるのでしょう。




miwa

1 春になったら
2 ミラクル
3 Faith
4 ヒカリへ



真っ白い衣装でステージに飛び出した、「リアルけいおん」ことmiwa。
M1はギターを持たず、アイドルのような笑顔を振りまきながら、ステージの左右前後の観客に手を振りながら歌う。
そう、このmiwa以降から、バックスタンドの観客を視野に入れたステージングをやりだすのですよ。
この辺りは、さすがに「アリーナアーティスト」の経験なんでしょうね。


しかし、149センチしかない彼女は、スタンド席から見るとホントに小っちゃい!
バックバンドの男性2人の間に入って、ピョンピョン飛ぶのですが、まだ頭の位置が低い。
そういえば、最近まで映画の撮影をしていたそうなんですが、ひょっとしたら「実写版けいおん」かも(笑)。




back number

1 花束
2 fish
3 青い春
4 高嶺の花子さん


「女々しいことも貫いたら生き様になる!」というボーカル清水依与吏の言葉でも分かるように、「日本一女々しい曲を歌うロックバンド」こと彼ら。
M1の歌詞なんてその典型で、「これから2人はうまくやって行けると思う?」の恋人の問に、「どうかなあ・・・でもとりあえず好きだよ」と応える男の曲で感動するなんて、back numberの女性ファンは本当にこれでいいのか?と小一時間問いただしたくなるくらいですが、この日のMCで、バックスタンドの観客を指さし、「なんでその席を選んだの?」と問い、「今日は僕達の貴重なお尻のショットを堪能してください」で締める、ボーカル清水依与吏の独特なキャラクターでカバーされているのでしょう。


そう言えば、彼が話す時の仕草や話し方って、立川談志っぽいのだけど意識してやってるんでしょうか?
ボクの中では、立川談志→大田光→清水依与吏なんですが(笑)



Perfume

1 Spring of Life
2 ポリリズム
3 Sweet Refrain
4 チョコレイト・ディスコ


そして、トリ前に登場が、我らがPerfume。
事前のファンからのリクエストでは、「未来のミュージアム」が上位に入っていて、当然やるものだと思っていたのですが、実はアニメの主題歌という事もあってか、この曲はFM802で1回もオンエアされていなかった事もあってか、セットリストから外れちゃいましたね。
その代わり、「Sweet Refrain」が見れたので大満足です。
この曲は、先の対バンフェスからやたら推すようになったのですが、ボクもここで書いたのですが、振り付けの芸術さが抜群だというファンの評判がスタッフの耳に届いているからのでしょうか。


特筆するべきは、この日のあ~ちゃんのMCが近年で1番の絶好調さでした。
まずは、KANA-BOONさんのステージの時に、正面のスタンドでお客さんに紛れて一緒に見て踊っていたと話し、既出のKANA-BOONとアジカンの縁の有るエピソードを、なぜか親目線で再度紹介し、なぜか目をウルウルさせて、のっちのツッコミを呼びこむ有り様で観客大笑い。


「個人的な話をしていいですか?って、それをやって欲しいんですよね!!」


この時点で、Perfume目当てではない観客との距離がグッと縮まりました。
特にKANA-BOONさんのファンたちは喜んだでしょうね。
さっき書いたように、登場前の歓声は、KANA-BOONが一番大きいくらいでしたから、そこを掴むのはあ~ちゃんこと、西脇商店の本能なのでしょう。


そして、休憩で舞台奥にある水飲み台に立った時に、いきなりバックスタンドの観客に向かって、「ジャンケンポン!」。
恐らく、あ~ちゃん1人対1000人くらいのじゃんけん大会が行われたはず。


「P.T.A.のコーナー」は、ひと通り他人の曲をやって、4回ジャンプさせた後、対バンツアーの鹿児島でやった、ウルフルズの「バンザイ」を熱唱。
そう言えば、来月のメトロックで、ウルフルズと初共演なんですよね。
これはその時への布石なんでしょうか。




ASIAN KUNG-FU GENERATION

1 今を生きて
2 君という花
3 スタンダード
4 ローリングストーン
5 リライト
En ソラニン



この日のトリは、アジカン。
ボーカルのゴッチは最近髪を切ったのですが、短く切りすぎてまるで、パイ付きのシチューのようになったと話しておりました。
本当に見た目こんな感じでしたよ(笑)。



このフェスにはや6回目の出演の彼ら、「別にFM802の偉いさんにメンバーが抱かれているわけではない」と疑惑は否定し、安定したパフォーマンスで観客を楽しませてくださいました。
この手のフェスのベテランで、観客も安心してか、この日1番の盛り上がりで、さらにアンコールもあって、13,000人はすっかり大満足。
この日のフェスは無事に終了となったわけでした。