新型コロナウイルスの影響で、仕事や生活、心身の状態に変化のある方が多いのではないでしょうか。

私は、研修のようなライブ仕事はほとんどキャンセルになり。

在宅でできるライターの仕事や、スライドづくり、オンラインでできる打合せや学びなどをする日々です。

出張三昧が基本なので、こんなに家にいるのは珍しく、そしてなんと、ほぼ毎日夕飯をつくっています。←私の普段を知る方はビックリするはず（笑）

こんな毎日もなかなか良いものです。

このことが始まってから、マスクや消毒関連のものが店頭から消え、今は一時的に紙製品が店頭から消えています。

私も、マスクは手元に少ししかありません。

幸い花粉症ではないので、そういう面では困っていませんが、冬から春にかけてのシーズンはのどを壊す体質なので、乾燥を防ぐためにマスクをしたいのです。

数もありませんから、できるだけ最小限の使い方にしています。

ここのところ、買い占めに走る方々の姿、その方々への非難、「今後のために食品なども備蓄せよ」というメッセージを発信している方もいらっしゃいます。

確かに、先が見えない中で不安が募りますし、私たちは人間である前に動物なので「生き抜く」ことへの欲求（サバイバル）は当然の反応です。

一方、この間に私が体験しているのは、本当に有難いことに「分け合う」なのです。

2月中旬頃、中国地方へ研修に行ったんですね。ビジネスパートナーの方と帰り道、「マスクが買えなくなってきましたね～」なんて話をしていたら、彼女が持っていたマスク（5枚セットから少し使ってあったもの）を

「講師はのどが大切だから、マスク必要ですよ！これ良かったら持って行って」

とくださったんです。

ビックリして、「こんな貴重なものいただけないわ、Oさんも買えないでしょ」とお返したのですが、「いいのいいの」と力強く手渡してくださいました。はあ～…有難い。

それから半月、店頭から完全にマスクが消えた2月末。

友人と食事をしましたら、彼女がごそごそとカバンからあるものを取り出し

「人の手が作ったものだと嫌かもしれないけれど、よかったら使って……」

と、彼女手作りのマスクをプレゼントしてくれたのです。はあ～………有難い（涙）。

本当にありがとうございます

私はマスクを手作りする器用さがないのですが、出会った方がマスクがなくて私の手元にあったら、お渡ししたりしています。（私がしてもらったように）

もちろん豊富に持っているわけではないけれど、今ここでできることをお互いが分かち合ったら、状態は良い方向へ向かうのではと思っているからです。

もちろん、「生き抜かなれば！」というモードに入るのは、動物としてある種必要な命を守る行動です。

ただし、過剰に興奮して、「自分さえ良ければいい」になってしまうのは、悲しいものです。

自分のモードは選べます。

どのモードで生きるのかは、いつだって。

日々、淡々とできることを。

過剰な不安に飲み込まれないように。

適切な危機感を持って、必要な行動は、素早く冷静に。

自分の内側に静けさを招き、分かち合いを忘れないように。

一人で乗り越えるのは大変だから、つながりモードで乗り越えていきたいと思っています。

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