マウントをとろうとしたり、有能さを誇示したり。

妙に競争意識が強かったり。

ステイタスにこだわったり。

もしかするとそれは、劣等感の表われなのかもしれません。

その劣等感を原動力に、ある程度の結果を残す方々は少なくありません。

ですがそもそもその劣等感は、社会的、もしくは経済的成功では解消することができないのです。

何を得ても、どんなにチヤホヤされたとしても。

物足りなく、渇いたこころを癒すことはできません。

リーダーであったり、経営者であったり。

影響を与える人が増えれば増えるほど、この劣等感を解消しないままいると、過酷な状態が続きます。

そのことで心乱れることが、自分ひとりに対してならまだしも……周囲にも多大なる痛みをまき散らすからです。

（念のため・・・人は影響を与え合う存在ですから、リーダーや経営者でなくても、周囲に影響は与えます）

その、周囲にまき散らす状態は、

「それもありのままの自分だ、正直に弱さを見せる方がいい」

というのとは、質感が違います。

扱いきれない自分が自分の中にいることを自覚したのなら、それと向き合う肚くくりが必要なのです。

それが、プロフェッショナルになる道のり、とも言えますし、人ととして成熟していく道だともいえるのではないでしょうか。

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上だとか、下だとか。