さて、今日は野球殿堂の顕彰者を発表しました。

 

競技者表彰のプレーヤー表彰は、

日米通算で203勝をマークした元広島投手の黒田博樹氏(48)

歴代最多通算3021試合出場の元中日監督、谷繁元信氏(53)が選出されました。

 

プレーヤー表彰の有効投票数は354で、当選には75%の266が必要でした。

 

結果は両氏とも、281票(79・4%)を獲得しました。

 

まずは谷繁元信氏は、広島県庄原市の出身で

 

島根県の江の川高校(現:石見智翠館高校)から1988年ドラフト1位で大洋ホエールズ入り。

 

高卒1年目から80試合に出場しましたが。徐々に正捕手として成長。

マシンガン打線の中の強打の正捕手として、1998年には横浜の38年ぶりリーグ優勝・日本一に貢献しました。

 

2002年にFA移籍し当初はメジャー移籍だったようですが中日に移籍となりました…

 

それからは落合中日の正捕手として、2007年に自身2度目の日本一。

 

リーグ優勝も何度も経験しました…

2013年5月6日には通算2000本安打達成。

 

実働25年目、42歳5ヶ月、2803試合での達成は最長で最年長記録を更新しました。

 

2014年からは監督を兼任となりましたが…

 

2015年7月28日には野村克也氏を抜き3018試合出場となり

 

2015年限りで選手を引退。

 

監督も2016年8月9日に成績不振で途中休養となり解任となってしまいました…

 

それでも通算3021試合出場、うち捕手として2963試合出場は、いずれもプロ野球史上最多。

 

通算2108安打。

 

「世界のプロ野球で捕手として最多出場2963試合」と「プロ野球選手による本塁打最多連続シーズン数27」がギネス世界記録に認定されています。

そして、黒田博樹氏は大阪出身

 

上宮高校から専修大学を経て1996年ドラフト2位で広島に入団。

 

1年目から先発を担い6勝。

 

2001年から3年連続2ケタ勝利、2003年から5年連続開幕投手を務め、エースとしてチームを引っ張りました。

 

2005年に15勝で最多勝、2006年に最優秀防御率(1・85)。

 

2007年オフにはFA権を行使し2008年にドジャースへ移籍。

 

初年度から先発として活躍し4年間プレー

2012年からはヤンキースで3年間プレーし2012年には16勝をマーク。

2015年に広島に復帰し、2016年に野茂英雄投手以来史上2人目となる日米通算200勝を達成。

 

同年10勝でチームを25年ぶりのリーグ優勝へ導き、その年限りで引退しました。

 

ドジャース時代の2010年から引退年まで7年連続2ケタ勝利。日米通算203勝(日本124勝、米国79勝)を挙げました。

 

 

今回はエキスパート表彰については選出はありませんでした…

 

なお、特別表彰についてはアマチュアとプロの両方で審判員を務め

 

2022年7月31日に94歳で亡くなられた谷村友一氏が選出されました。