木乃ひのき先生のコミック版『NO.6』
遂に完結です
 
 
 
みなさまこんばんは!
 
夜はまだ冷えますね。
 
みなさまがもう安らげるお家に帰って、
 
温かい夜を過ごしていることを願います。
 
 
今夜を越えたら明日からは少しずつ、
 
暖かくなってくれるそうですよ(*^^*)
 
 
 
 
さて、3月7日に。
 
 
私が約3年前に関わらせて頂いた作品
『NO.6』の、
コミック版最終巻が発売されました。
 
 
木乃ひのき先生、
本当にお疲れ様でした(*´∀`*)!
 
 
そしてその最終巻の特装版には、
私たちにとっても最後となるドラマCDを添えて頂けることとなりました。
 
 
先生はアフレコ現場にも来てくださり、
私たちの収録風景を見守ってくださっていました。
 
 
現場でご一緒することはあっても、
紫苑としての梶さん、
ネズミの細谷さん、
イヌカシの真堂さん、力河のてらそまさんにお会いするのは本当に久しぶりで。
 
 
懐かしさとまた出逢えた嬉しさを噛み締めながら、最後の収録に臨みました。
 
 
ARIAさんの公式ページに、コメントを載せて頂きました。
アニメNO.6を見守ってくれたみなさまに、心より愛をこめて。
 
http://aria-blog.webn.jp/no6/
 
 
 
 
今でも本当に大切な役である沙布ちゃんを演じさせて頂いた、アニメ『NO.6』と出逢ったのは、
 
2011年、私のデビューの年でした。
 
 
そしてその年に、東日本大震災は起きてしまいました。
 
 
 
NO.6と出逢って、
 
 
生きるってどんなことなのか。
 
 
人を愛するってどういうことなのか。
 
 
自分の望みに手を伸ばすことの勇気や、
 
守りたいものを守る強さってなんなのかとか、
 
 
沢山の色んなことを、
 
胸が潰れそうになるくらい考えさせられました。
 
 
 
NO.6には、
 
約束された平和を当たり前に享受して暮らす感情を無くした人々と、
 
その裏側にある、表からは見えなくされた多くの人々の飢えとあらゆる苦しみが、鮮烈に描かれていました。
 
 
不安や恐れのない理想郷ともいえる都市NO.6。
 
 
けれどそれを維持するシステムの矛盾に、歪は生まれ、ユートピアは崩壊し、平和は失われてしまいます。
 
 
少年たちは闇の中で手探りで真実を求め、
自分たちの意思で選択する強さを掴み取ってゆきます。
 
 
違う世界で生きてきた、違った価値観を持つ人間との出逢いによって、
 
大きく変わりながら。
 
 
 
守られているだけでは守れない。
そんな平和はふいに脆く崩れ去ってしまう。
 
 
「自分」という存在を守る為に、
 
愛する人を守る為に、
 
 
立ち上がらなくてはならない。
 
立ち向かわなくてはならない。
 
人間として、生きてゆくために。
 
 
そんな強く荒ぶるメッセージが、この作品には込められていたのだと思います。
 
 
 
平和は「当たり前」じゃない。
 
 
それは、震災を受けて日本中が実感したことだと思います。
 
 
けれど、自然災害に限らず、
 
ある日突然
 
自分や大切な人が病気で倒れたり、
 
偶然の事故に巻き込まれたりすることだってあると思います。
 
 
幸せを失うこともきっと…。
 
 
 
それでも、
 
 
何もかもを諦めるなんてできない。
 
 
 
苦しくて、悲しくて、毎日涙を流しても、
 
あがいて、抗って、生き抜けたなら。
 
 
きっとその先に見つけるものがある。
 
 
 
NO.6の作中にも、いくつもの別れが出てきます。
 
 
母と息子の別れ。
 
心も命も預けた、たった一人の友との別れ。
 
育ての親との別れ。
 
幼馴染との別れ。
 
人生でただ一人愛した男の子との、永遠の別れ。
 
 
のこされた人は、
これからも生きてゆく者は、
どうしたってその痛みを抱いてゆかなくてはいけません。
 
前に向って歩いて行かなくてはなりません。
 
 
生きることは、辛いことです。
 
 
 
けれど、手の届く距離に居なくなったとしても、
 
大切な人と共に生きることはできる。
 
 
 
自分の胸の中に忘れなければ。
 
 
 
いつまでだって、すぐ傍に感じられて
 
その人の温もりを受け取って、励まされることだってあると思います。
 
 
そうやって、誰かを想うことで自分の心が救われるなら、
強くなれる気がしたのなら、
 
それはもう、一緒に生きているということだと思うのです。
 
 
 
生きてゆく中で、人は大切なものを失います。
永遠の約束は、平和はどこにもありません。
 
 
だけど、それでも一人じゃないと思えるなら。
 
 
それはとっても幸福で、心強いことだと思うのです。
 
 
 
私は、忘れずにいたいです。
 
 
 
NO.6のことも、沙布ちゃんのことも。
 
 
今まで出逢ってくれた沢山の大切な人たちが、私を心の中から支えてくれているから。
 
 
本当に、ありがとう。
 
 
今生きている喜びを、幸せを、どんな一瞬も噛み締めて生きたいです。
 
 
これからも、たくさんの人に出逢ってゆくのでしょう。
 
 
ふと出逢い、交差してゆく人々を
 
大切にしてゆきたいです
 
恐れず愛してゆきたいです
 
 
 
そしてやりたいことには挑戦して!
 
やらずに後悔することがないように。
 
 
明日死んでも悔いがないように生きたい。
 
 
 
 
日日是好日。
 
Today is a very good day to die!
 
 
 
私の好きな言葉です。( *´ω)/(´ω`*)
 
 
 
 
NO.6を愛してくれるみなさま
 
本当に長い間お付き合いくださりありがとうございました。
 
そしてどうかこれからも胸の内に、
 
NO.6のみんなの命の輝きを灯して。
 
 
挑むことを諦めないで。
 
自分の望みに手を伸ばして、闘って。
 
 
そして愛する人を大切にして、
 
強く強く生き抜いていってくださいね。
 
 
紫苑は、ネズミは、イヌカシは、力河は、火藍は、沙布は、みんな、みんなは、
 
あなたと共に生きています。
 
 
あなたが忘れなければいつまでも、
あなたの中にNO.6は在るのです。
 
 
勇気が欲しくなったら、
いつでも思い出してね。
 
 
私もNO.6が、一生ずっと大好きです。
 
 
 
きっとまた会おうね。
 
 
 
 
 
「再会を必ず!」(*`・ω・´)ゞ
 
 
 
 
 
☆.。.:*・゚*:.。.☆.。.:*・゚*:.。.☆
 
 
 
 
そして最後に。
 
 
先日発表されました第8回声優アワードにて主演男優賞・助演男優賞をそれぞれ受賞された梶さん、細谷さんに、
心からお祝い申し上げます!
 
 
共演できたことを、とても嬉しく思います。
 
私もお兄さま方の背中を見て、
頑張るぞーッ!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
 
 
 
最後に想いの丈を書かせて頂きました。
長々とお付き合いくださりありがとうございました!( ;  ; )
 
 
 
それでは今夜はこの辺で♪
 
 
 
おやすみなさいませ
 
すべてのみなさまに優しい夜が訪れますように…(*ぅω`)っ
 
 
 
.*きよの*.