ギリシャの年末には、子供達が「カランダ」という歌を歌う習慣があります。

「クリスマスのカランダ」は、12/24に歌うクリスマス・キャロルのことで、キリストの誕生を祝う喜びの言葉がつづられていて、トライアングルをたたきながら、何度も何度も、延々と同じ節回しで歌うのが特徴的です。


旧約聖書の預言通り、へロデ王の統治時代にキリストは降誕しました。東方の三博士が星の導きによってベツレヘムの馬小屋にたどりつき、マリア様から生まれた救い主、キリストの誕生のお祝いに、黄金・乳香・没薬を捧げたと聖書に書かれています。この場面をモチーフにしたクリスマスの飾りは至る所で見られ、子供が幼稚園で工作を作ったり、このストーリーで演劇をしたり、この時期には欠かせないものとなっています。
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うちの子供達も、そろそろ歌を覚えられる年齢になり、今年はおじいちゃんから「カランダ」のリクエストがありました。孫の成長が一番のクリスマスプレゼントとなると考え、私も必死に練習につきあいましたが、歌詞が古いギリシャ語で難解なため、覚えるのが大変!トライアングルを叩くと歌詞を忘れたり、歌に集中するとトライアングルを忘れたり・・となかなかうまくいきません。節が似通っているのでどこまで歌ったか忘れたり、他の曲と混乱してしまったり。人前で歌うのも勇気がいるようです。
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でも、一方、子供達にとっては、やりがいもあるのです。「カランダ」は、実は、子供達にとっては、絶好のお小遣い稼ぎのチャンス!色んな家を次々と回って玄関口で「カランダ」を歌うと、大人達はお小遣いをあげることになっているからです。強者は、クリスマスイブの前日から始めたり(反則ですね!)、100ユーロ以上も稼いだりもします。子供に優しいギリシャ人のこと、つい、天使の歌声に、財布の紐がゆるくなるのですね。子供達同士の情報交換もあるらしく、「あの家の人は、お小遣いをはずんでくれる」と聞くと、そこにたくさん押しかけたり(笑)。
ただ、子供だけで知らない家を回るのは危険なので、大人がつきそったり、知人の家だけ回るなど、注意は必要です。

ちなみに、私もうちの子達も初めての経験でしたが、近所の知り合いを回っただけで、すぐに50ユーロ近く集まり、びっくり!!
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この「カランダ」ですが、クリスマスイブと、大晦日と、2回歌う習慣があります。大晦日に歌う「新年のカランダ」は、新年を祝い、キリストを祝福し、アギオス・バシリスというギリシャ版のサンタが来る喜びを歌っています。

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今回は、アテネの中心部で見られる、クリスマスの雰囲気をお伝えしましょう。ギリシャでは、1/6頃までクリスマスモードです。


去年の年末は、暴動が起こってシンタグマ広場のツリーが放火されたり、街中が破壊されたりしたことが嘘のような、今年は穏やかなクリスマスです。本当に、平和のありがたみを実感します。
家族そろって、のんびり街を散歩できることが、「当たり前ではない」幸せなのだということが、分かりました。


さて、今年のシンタグマのクリスマスツリーは、ちょっと色彩的に地味な印象ですが、本物の樹木からできています。小さいツリーをたくさん集めてつなげ、大きなツリーを作ってあり、噂によると、クリスマス後は、どこかに植林する予定だとか・・・夏の山火事で沢山の木を失ったギリシャなので、エコや自然保護の観点からもとても良い案ですね。
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シンタグマ広場は、また去年のような騒ぎが起こるのを警戒してか、他に何もありませんが、近くの国立庭園には、こんな可愛いクリスマスの家が建っていて、ギリシャのクリスマスにつきものの、カリカンザロスと呼ばれる木の妖精や、サンタにも出会えます。
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入り口で地図をもらい、スタンプを押してもらいながら、お伽の国の森を散歩してみて下さいね。それぞれの家で、子供が顔にボディーペインティングしてもらったり、クリスマスの工作をしたり、サンタの家を訪れてサンタと一緒に写真を撮ったり、願い事を書いてカードを作ったり、クリスマスの劇を見たり・・・と、子供連れの方にはお勧めです。
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この庭園は、昔はギリシャ王室の庭だったところで、世界各国から色々な植物や木が集められており、緑がとても豊か。今では一般開放され、市民の憩いの場となっています。小さい動物園やカメ池、遊具の充実した公園、子供用の図書館、カフェなんかもありますよ。(1/6まで  10:00~17:00)

さて、そのすぐ隣にあるザピオン庭園では、メリーゴーランドが無料で乗れます!白いツリーの両側には、エスキモーの家のようなドームが二つあり、クリスマスの劇や、音楽を楽しむことができます。楽器のドームに入ってみましたが、色んな楽器を子供達が自由に触れられ、音楽と楽器を楽しむイベントが行われています。(1/6まで 10:00~21:00、イベントは、ほぼ30分ごと)
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クリスマスはキリスト教の行事ですが、ヨーロッパのキリスト教国でも、国ごとに、祝う習慣が違うようです。そして、クリスマスの御菓子も、それぞれに特徴があるようですね。


ギリシャの御菓子は、一般的に甘―――いのが特徴ですが、クリスマスの御菓子として有名なのは、「メロマカロナ」と「クラヴィエデス」です。
メロマカロナは、オリーブ油、オレンジジュース、オレンジの皮、シナモン、蜂蜜などを入れて焼いたクッキーを、蜂蜜と砂糖で作ったシロップにつけ、砕いたくるみをたっぷりかけた、しっとりした御菓子。クラヴィエデスは、バターとアーモンドの粉をたっぷり使って焼いた砕けやすいクッキーに白い粉砂糖を雪のように振りかけた、さくさくした食感の御菓子です。
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ギリシャではケーキ屋さん、チョコレート屋さんが至る所にあり、ギリシャ人は圧倒的に甘党!
この季節は、一斉にクリスマスの御菓子を売り出しますし、スーパーでも安価で購入することができます。また、チョコレート屋さんでは、可愛いクリスマス柄の缶や、クリスマスデザインのチョコレートがあり、食べてしまうのがもったいないほど。スーパーでも、ツリーの飾りになるチョコレートや、子供が喜びそうなサンタのチョコレートなどが目白押し。数ユーロで買えるので、この時期のお土産としても喜ばれそうです。また、新年になると、バシロピタという新年に切り分けるケーキ(ラッキーコイン入り)が店先に並びます。


アテネのセンターで、お勧めの御菓子屋さんをご紹介しますので、機会があったら試してみて下さいね。
「Alea」 Tsakalof 6 (アーケード内), Kolonaki tel:210-3625528 個人的には、ここのメロマカロナが小振りで甘さ控えめで、一番好きです。夏なら、アイスクリームもお勧め。
「Aristokratikon」 Kar.Serbias 9, Syntagma tel:210-3220546 マリア・カラスやグレース・ケリーも通ったという老舗チョコレート屋さん マロングラッセもおいしい。
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「Le chocolat」 Voulis 14 & Kar.Serbias tel:210-3245516 ベルギーチョコですが、サンタ・トナカイ・ツリーなどの形のチョコレートが本当に可愛い!
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「Leonidas」もベルギーチョコですが、創始者はギリシャ人。日本の店舗で買うよりずっと安いのでお勧め。上記Aristokratikonの横や、空港にも支店あり。
「Fresh」 Kriezotou 12, Kolonaki tel:210-3642948 甘さも大きさも控えめで、日本人のテーストにぴったり。
「Asimakopouloi」 Halilaou Trikouri, Exarhia tel:210-3610092 100年近くの歴史を持つ老舗。メロマカロナ、ガラクトブレコ、シュークリームなどがお勧めですが、何を買っても、だいたいはずれなし!
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