遅めの夏休みをいただいて、松山に帰省してきました。例によって上灘に出かけます。松山駅にやってきました。
駅を高架化する工事がほぼ終了していました。
グーグルアースでみると、こんな位置関係になっています。後方には松山運転所があったのですが、まるごと北伊予駅の先に移転したので、高架を設けても、まだ広い空き地ができます。
9:52発の宇和島行き(長浜経由)普通列車に乗ります。先頭車両はキハ54です。
2両目はキハ32。いつものコンビです。単行のときはワンマンカーになりますが、2両編成のときは車掌さんが乗っています。
向原駅から本線を外れて通称「愛ある伊予灘線」(海回り線)に入ると、緑のトンネルを抜けるようにして、山間を走ります。特急列車は短絡ルートである「山回り線」を走るので、ここを走るのは普通列車だけです。あ、もちろん観光列車の「伊予灘ものがたり」はこちらを走りますが。
高野川駅に到着します。
高野川駅を過ぎると、右側に海がみえてきます。洗面器の水のようなベタナギでした。
上灘川橋梁を渡ります。いつか模型でこの風景を再現したいのですが、小生が制作ノウハウを全く持たない橋と川が主役になるので、とても難度が高そうです。
上灘駅が近づいてきました。夏草が力強いです。
到着します。
おお、こんなのができていました。「伊予灘ものがたり企画室」と書いてあるので、地元ではなく、JRさんが作ったものみたいです。単身なので、残念ながら写真は撮れませんでした。
で、取材なのですが、何度も来ているので、すでに撮れるものは撮っているし、撮れないものがどう頑張っても撮れないので、あまり新しい発見がありません。今後のアクセサリー製作に向けて、こんなのを撮ったり…。
電柱を撮ったりします。このプレートで電柱のサイズがわかるのです。
あと、樹木をいろいろ撮影してきました。
もっとも、この通り再現できる技量はないのですが。
涼しげにみえますが、この日の伊予市の最高気温は33.1度でした。とにかく暑くて、取材する気力が吸い取られます。
ポパイさんに逃げ込みましょう。
お二階へどうぞ。
ちょっとレトロな感じが心地よいです。
中華そばをいただきます。いりこだしの優しいスープが絶品で、いつも一滴残らず飲み干してしまいます。
あまりの暑さに、上灘川橋梁付近の取材をあきらめて、早々に松山に戻ってきてしまいました。2000系のアンパンマン列車がいます。大人が乗るのは何となく気恥ずかしいですが、子供達は大喜びでしょうね。ただし、この列車にはアンパンマンシートの設定はないみたいです。
新駅舎は9/29にオープンするんだそうです。構想自体はずいぶん前からあって、正式に都市計画が決定されたのが2008年でしたから、そこから16年かかったことになります。東西に分断されていた街が1つになるなど、いろんなメリットがあるらしいのですが、まだ周囲の開発計画は固まっていないのだとか。
この右側が新しい駅になります。
ホームは2面4線だそうですが、さすがにみえません。
おお、このあたりから1階部分が見えます。
開業日を発表しちゃったので、工事関係の方はたいへんでしょうね。
今の駅舎です。2000年に三角屋根をつけるリノベーションがなされましたが、元の建物は1953年の完成なので、御年71歳ということになります。よく頑張ってくれました。
で、今回の日帰りツアーで学んだことは、夏に取材にいってはいけない、ということでした。ただし、帰宅してからのビールはこの上なく美味でした。