駅舎の右手に電話ボックスがあります。携帯電話の普及率が100%を超えた今、果たして1日に何回くらい使われるものなのでしょうか。

 

そういう心配はさておき、3方向からきれいな写真が撮影できるこの電話ボックス、小生がこれまで蓄積してきたノウハウを使えば、リアルなものが簡単にできるに違いありません。

 

というわけで、いつものアフィニティフォトとパワーポイントでさくさくっと設計図を作りました。

 

ELECOMのクラフト用マット紙に印刷したものをカットしました。

 

5.4㎜厚のスチレンボードを芯にして組み立てます。

 

折り目をプラカラーでレタッチします。

 

で、出来たものは期待に反して、不自然この上ありません。真横からみるとそうでもないのですが、このように斜め上からみたときなど、見えるはずの風景と実際の風景が全く異なってしまうのです。これはちょっと使えないなあ…。

 

となると、透明プラバンを使った自作しかないと思うのですが、透明プラバンを接着剤やプラカラーで汚さないようにしながら、すっきり組み上げるのは小生の技量だと至難の技です。市販品だと株式会社さんけいの「みにちゅあーと」の電話ボックスがあって、これはレーザーによるカットとスジ彫りを使った絶妙の設計で、しかもお値段は4個入り送料込みで440円です。(こちらはさんけいさんのホームページからお借りしました)。

このさんけいという会社、レーザーカットのペーパーストラクチャーをいろいろ出していて、常々その出来のよさに感心していたのですが、今回同社のホームページをよく拝見すると、もともとは博物館や公共施設向けの建築模型をつくっていた会社なのですね。いわば建築模型のプロ中のプロ、という訳で、納得です。

 

このプロジェクト、基本方針は「フルスクラッチ」なのですが、ここだけはメーカーさんに白旗を上げるしかないでしょうか…。ちょっと悔しいので、もうすこし考えてみます。