こちらは上灘駅の下りホームにある待合室です。撮影は2022年12月10日。今回のプロジェクトの季節設定は新緑まぶしい5月ですが、こういうシブい季節のセクションにもいつかチャレンジしてみたいものです。

 

正面からみたところです。壁の下半分は、コンクリートブロックが積んであります。

 

支柱には古いレールが使ってあります。

 

内部の様子です。

 

こちらは以前つくったパイロットモデルです。窓は写真ですが、まあまあよい感じです。

 

ところがこの写真だと、窓は不自然極まりありません。向こう側にみえるべき風景と、全く違ったものが写っているからなのでしょうね。

 

というわけで、駅舎の待合室と同様、例外的にこのストラクチャーは窓を抜くことにしました。部材を切り出したところです。

 

窓の断面を灰色っぽい緑でレタッチしています。

 

窓が裏表でずれたときを考えて、裏側にも塗料を塗っておきます。

 

木工ボンド多用途で、透明プラバンを挟み込みました。

 

真ん中の支柱を2つ切り出したのですが、こういう工作をすると、工作力のなさがモロに露呈してしまいます。そもそも紙で作るのが無理なのかもしれません。

 

屋根は同じものを表裏に貼り合わせます。

 

組み立てました。窓の桟はこれから2㎜のプラ角棒をろうそくの炎で引き伸ばしたものを貼るのですが、プラセメントを使うと透明プラバンを汚してしまうこと必至です。

 

奮発して、高級接着剤を購入しました。自動車プラモの窓とか、飛行機プラモのキャノピーの接着に使うみたいです。

 

ところがこの接着剤、透明部品についても目立たない、ということではなくて、水溶性なのでプラスティックを侵さず、硬化前なら拭き取れる、というものでした。なので、接着剤が残ってしまうと、それなりに目立ちます。結局、おっかなびっくり、桟の上下に少量をつけて、だますように貼り付けました。だとすれば、木工ボンド多用途を使っても同じだったかもしれません。ううう、一滴使っただけなので、かなりもったいなかったかも。

 

一応完成といたしましょう。出来はともかく、窓の向こう側がみえます。

 

裏側からみたところです。

 

今後、屋根裏の蛍光灯と「テンションロッド」はよく見えちゃうので追加工作が必要です。あと、ベンチはプラバンで組むのでしょうが、かなり小さいので、苦戦しそうです。