おお、プロジェクトKAMINADAが第100回を迎えました。鉄道模型といいつつ車両も鉄道施設も滅多に出てこない、毎回似たような内容の、地味なサイトを覗いてくださる皆様に深く感謝です。

 

さて、今回は上灘駅を出てすぐのところにある、こちらの建物を作ります。麻雀荘の看板があるので、便宜的に「上灘雀荘」と呼ばせていただきましょう。民間の建物ですが、周囲からよく見えるし、住居としては使われていないようですので、ちょっと詳しく説明させていただこうと思います。

 

この建物、実にユニークな形状をしています。こちらはグーグルアースからお借りした衛星写真ですが、何と呼んだらいいのかわからない多角形です。

 

建物を左手からみると、普通の四角い建物にみえるのですが…。

 

右手はこんなに細くなっていて、しかも、ここだけ木造の小部屋が、ちょこんと乗っかっています。

 

よく見えませんが、裏手の左端です。

 

裏手の右端です。

 

今はやっていないようなのですが、麻雀荘の看板が残っています。お店は2階だったのでしょうか?

 

2014年1月のグーグルストリートビューをみると、1階は理容店だったことがわかります。ただし、例のグルグルがないので、この時点ではもう営業していなかったかもしれません。

 

ここまで、パイロットモデル製作時の写真は掲載していないのですが、今回はパイロットモデル製作の様子をご紹介しましょう。こちらは2023年7月の撮影です。ELECOMのクラフト用マット紙(厚手)を使っているのですが、小生のエプソンのプリンターでは、印刷時の用紙設定を「スーパーファイン紙」にすると、なぜか色温度が下がって、青っぽくなってしまいます。今はやむを得ず、どんな紙も「普通紙」の設定で印刷しているのですが、どういう理屈なのでしょうか…。

 

切り出しました。パイロットモデルなので、壁は2重構造ではありません。

 

組み立てました。

 

反対側です。

 

 

厚紙を細く切って、軒をつけました。屋根上の様子がわからないので、作業は一旦ここでストップしました。

 

2023年12月に上灘を再訪したときに、宿泊したポパイの3階屋上から屋根の様子を撮影しました。

 

ふむむ、こうなっているのですね。

 

という訳で、厚紙と細材を使って現物合わせでサクサクっとテストピースを作ったのですが、いい感じのが出来てしまいました。アップグレード版の屋根はこれを使ってしまいましょう。

 

というわけで、次回からアップグレード版製作の様子をご紹介します。