「凝った入母屋2階建て」の屋根を仕上げます。ご覧のとおり純日本風の入母屋づくりです。
各種の棟をつくって、鬼瓦を取り付けます。プロジェクトSHIMONADAのときもやった作業で、難しくはないのですが、とにかく手間がかかるので、取り掛かる前から憂鬱な気分になります。
大棟の下層(4㎜幅、0.4㎜厚)を貼り付けます。
てっぺんを削って平らにします。
パターンを貼りました。
中層は2㎜幅の0.7㎜厚、上層は1㎜幅の0.4㎜厚です。
正面の大棟を作っています。
中層まで張ったところ。
降り棟と隅棟は下層が2.5㎜幅の0.4㎜厚、上層が1.5㎜幅の0.4㎜厚です。風切り丸は1㎜幅の0.4㎜厚。
棟を作っていきますが、やってもやっても終わりません。
やっとのことで全ての棟を作り終えました。
コピー用紙に印刷した鬼瓦を0.7㎜の厚紙に貼り付けます。大棟に使う足付鬼とその他の棟に使う一文字鬼があります。
裏側にはパワポの「スポイト」を使って瓦の色を印刷した紙を貼っておきます。
アートナイフで切り出しています。
18個を貼り終わりました。ヘトヘトです。
こんな感じになります。
瓦の類似色を作って、鬼瓦のカット面に塗りました。
できました。今回の工作だけで休日をまるまる1日費やしたので、実物をつくるのは、すごく手間がかかるのだと思います。それにしても、雨風を防ぐ、という機能だけを考えれば、切妻屋根も入母屋屋根もかわりないでしょうから、純日本建築というのは、実に贅沢なものだなあと思います。
記念撮影です。モデルにも背後のパソコンモニターにもピントの合っていない不細工な写真でスミマセン。こうしてみると、1階部分の屋根はもっと傾斜が緩いのですが、もはや作り直す気力がありません。