ストラクチャー工作が続きます。今回から、旧国道の山側にある5軒の民家、赤枠で囲った部分にとりかかります。
こちらはグーグルのストリートビューからお借りした画像です。坂の下から駅方面を眺めたところ。
上の写真の一番手前にある、立派な日本家屋を作ります。
比較的新しい建物ですが、ご覧のとおり、非常に凝ったつくりです。便宜上「凝った入母屋2階建て」と呼ばせていただきましょう。
ちなみに2014年1月のストリートビューをみると、このお宅には立派なお庭があるのがわかります。その後、車をもう1台とめる必要が出たのでしょうか。模型的にはお庭があるほうが面白いのですが、時代設定を現在としたので、お庭は作りません。
さて、個人のお宅ですから、大々的にご紹介するのは気がひけるのですが、想像も交えて設計した壁材を切り出しています。
壁の内側を貼り付けました。上面の「のりしろ」は本来不要なのですが、これがあると位置合わせが楽なので残しています。このあとカットしました。
2階部分を組み立てます。
スチレンボードや厚紙を内側にいれて、ガッチリ組みました。
1階部分も組み立てました。
出窓を作っています。2㎜の厚紙を芯にします。
窓は2重構造にしなかったのですが、それらしく見えますね。
屋根にとりかかります。3D CADの使えない小生にとって、こういう本格日本建築の屋根の設計は、涙が出るほどたいへんなのですが、前回のプロジェクトSHIMONADAの「黒い日本家屋」の設計を転用することで、今回はかなり省力化できました。こちらは1階部分の上層と下層です。
瓦と軒下用の素材です。
下層部分に軒下用の素材を貼り付けます。グレーの部分が雨どいになります。
表からみたところ。
1階部分が完成して、2階部分にとりかかっています。入母屋の屋根がT字状になっていて、やっかいなことこの上ありません。実物も、これをやることで工数もコストも大きく増えるのでしょうね。
2階の屋根に瓦を貼っています。いろんな方向があるのでたいへんです。
2階の屋根の裏側です。木工ボンドを流して接合部分を固めています。
2階の屋根を取り付けました。ここまでですでにヘトヘトですが、このあとがまたたいへんなのです。本格日本建築、恐るべし…。