前作の下灘駅のノウハウを生かして、上灘駅のプラットホームを設計します。ホームの高さは線路部分に2㎜厚のダイソーカラーボード(発泡素材)とカトーのフレキシブルレールを使う前提で設計しました。上灘駅のホーム高さは運用部分(使われている部分)と使われていない古い部分で約20㎝の差があるので、模型では1.3㎜の差を設けます。またホームの敷石(というのですかね?)は厚さ(高さ)が15㎝で、7㎝程度ホームの壁面からはみ出ているので、模型では1㎜の厚紙を0.5㎜はみ出させることで表現します。ただし駅本屋前の古い敷石ははみ出していません。以上を反映させたのがこちらの設計図です。

 

こちらは4年前につくった下灘駅ホームの設計図です。このときの素材がある程度使えます。また下灘駅のホームは中央から右が緩くカーブしており、その製作方法にけっこう悩んだのですが、そのときの製作ノウハウも使えます。プロジェクトSHIMONADAのその49に詳細が書いてあります。

 

下灘駅になくて上灘駅にあるのが点字ブロックです。点々のものは注意・警告を促す「点状警告ブロック」、破線のものは、方向を示す「線状誘導ブロック」です。

 

ただし「線状誘導ブロック」は、2001年にJISで規格が統一されて以降、破線ではなく、ホーム下にあるような一直線のものが使われています。

 

現地で撮影した実物写真を画角補正して、素材をいろいろ揃えました。これを組み合わせていきます。

 

ホーム上面ができました。ただし、ここからがたいへんで、これを線路のカーブにあわせて、きれいに曲げてやる必要があります。

 

ホームを曲げるには、アフィニティフォトの「フィルター」にある「レンズゆがみ」(フォトショップだと「レンズ補正」と呼んでいたと思います)を使うのですが、決して思った通りには曲がらないので、道路を作ったときと同様、PC上で数時間、悪戦苦闘しました。いわば細長い長方形をアーチ状に曲げるだけの作業ですから、本来はイラストレーターでやる作業なのだと思います。

 

ところで、上灘駅のホームにはワンマンカーの乗車口を知らせる表示があります。

 

こちらが下りホームにあるものです。

 

こちらは上りホームにあるものです。

 

写真を画角補正しました。

 

ただし、いつもお世話になっているShikoku’s World様のサイトを拝見すると、小生が作ろうとしている2004年5月の標記は、青地に白文字だった可能性があります。そこで、パワーポイントで似たものをつくっておきました。これで現在も2004年も作れます。

 

ホーム側壁はカーブにあわせて曲げる必要がないので、わりとシンプルな作業です。下のグレーの帯は、基盤に隠れて見えない部分です。前述のワンマン乗車口の標記もあわせて作っています。

 

これらの素材を使って、次回からホームを作ります。