あと4軒のお宅のベースをつくります。坂道沿いに建っているので、ひな段状になっていますから、高さをどう設定するかがポイントです。

 

まずはこちらのお宅から。コンクリートの土台に、入母屋造りの和風建築が建っています。玄関がないので右側のお宅の一部かもしれません。

 

左側のお宅との間には水路があります。奥の様子はよくわからないのですが、右側に水路が続いているようにみえます。

 

推定も交えて、ベースの設計図を描き、実測5.5㎜のスチレンボードに仮貼りしました。

 

切り出しました。

 

さらに2㎜厚のカラーボードを貼り付けます。

 

合計で7.6㎜厚になりました。さらに奥には3.3㎜厚のスチレンボードを貼りました。

 

1㎜の厚紙で溝を作ります。

 

サーフェーサーを塗ります。

 

サンドペーパーで整えます。

 

サーフェーサーをぼかし筆でたたくように塗ります。

 

フラックでウォッシング。

 

ブラウンでウォッシング。このコンクリ表現を覚えてから、コンクリートパターンの紙を貼る方法と塗る方法の2通りを、場合によって使い分けています。

 

水路の位置が高くなるので、水面パターンを3㎜厚のスチレンボードに貼っておきます。

 

こちらのお宅をつくります。お庭があるのですが、のぞき込む勇気がないので、何があるのかわかりません。以前、摂津鉄道の坂本衛さんが書いていたように、小さな子供を連れて行くと、怪しまれずに写真を撮ったり、住民の方とお話できたりするのでしょうが、小生の愚息はもう30を過ぎたので、無理に連れて行ったらかえって怪しい2人組になってしまいます。

 

ダイソーの10㎜(実測は9.5㎜)のカラーボードです。

 

2㎜のカラーボードを重ねます。

 

さらに0.7㎜の厚紙を重ねます。

 

こんな感じになります。

 

ベースに仮置きしてみました。

 

こちらのお宅のベースを作ります。家の前にはお花がいっぱいで、目を楽しませてくれます。

 

今回の作業はこちらの3枚を重ね合わせるだけです。合計高さは約12㎜になります。

 

置いてみました。以上で坂道沿いの民家のベースが一応完成です。実はこれらの建物はあくまで試作のもので、窓を切り抜いて2重にしたものをちゃんと作り直すつもりだったのですが、けっこうそれらしくみえます。このままディーティルを加えるか、あるいは作り直すか、思案中です。

 

さて、ここのところ鉄道関係のものがほとんど登場しなかったプロジェクトKAMINADAですが、次回からは駅周辺の工作に入ります。