武漢の新型肺炎、心配ですね。とはいっても、せっかくの春節休暇で日本にきた中国の方には、日本を大いに楽しんでいただきたいし、ともかく、大きな広がりをみせないことを祈るばかりです。

 

さて、快調に製作を続けてきたプロジェクトSHIMONADAですが、シーナリー工作に入ったとたんに、くよくよと悩むばかりで、ピタリと手が止まってしまいました。前回の「その㊼」は9/29のアップですから、すでに4か月近くたってしまっています。いかんいかん、このままでは以前のアームチェアーモデラーに逆戻りです。というわけで本日、ネットサーフィンに逃げ込みたくなる自分の心にムチ打って、ようやく工作を再開させました。今回気付いたのですが、大事なのは「試作なんだから、失敗してもいいじゃないか」というおおらかな取り組み姿勢ですね。最初から完璧なものを作ろうと思ったら、いつまでたっても手が動きません。

 

今回作るのは、下灘駅のホームです。もちろんホームはシーナリーというよりストラクチャーですが、これまでに考案してきた技法があまり使えないのです。ホーム上屋から八幡浜側がゆるやかなカーブを描いていて、この曲線をどうやってきれいに作るかが、最大の悩みどころでした。

 

 

 

このカーブ、写真でみると結構急なカーブにみえるのですが、スカイプで上空からみると、ほとんど直線に近いカーブです。スケール通りのカーブを自己流のフォトショップでつくるのに、かなり苦戦しました。こちらが最新の設計基本図です。

 

 

ホームの両端部分は、以前描かれたゼブラマークがうっすらと残っています。

 

これを塗装で表現するのは小生の技術ではとても不可能なので、デジタルに活躍いただきます。まず、パワーポイントでゼブラ模様を描きます。

 

これにフォトショップの「グラフィックペン」でストロークをつけて、半透明にしてコンクリートに貼り付けました。

 

ホーム上の白い点線の間隔を測っています。ここまでやるのは自己満足以外の何者でもありません。適当に描いても変わらないのに、ほんと、アホですね。

 

ホーム側面の古いコンクリートは、何ともいえない渋いウエザリングがされていて、これも小生の技術塗装では再現できません。デジカメ写真に助けてもらいます。

 

かくして、設計図ができあがりました。

 

実はここまでは昨年の秋にできていたのですが、そのあと工作にトライする気力が湧かなかったのです。長くなったので、本日の工作の様子は次回ご紹介することにいたしましょう。