(その24の続きです)
 
12を撮影する
 
さて、大枚を叩いた新品のC12とオハ61を、プラケースから取り出してそのまま線路に乗せました。すなわち、全くの無加工です。結果はご覧の通りで、屋外での撮影中、ビデオの液晶モニターではよくわからなったのですが、PCに取り込んだ写真をみてがっかりです。カトーの名誉のためにいえば、C12は部屋で普通に手にとってながめる分には、細密でしっとりした模型なのですが、真夏の太陽光はいけません。テカテカと輝いて、プラの質感が丸出しになってしまいました。
 
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さらにバック運転では巨大なアーノルトカプラーが興ざめです。恥ずかしながらNゲージのカプラー事情がよくわかっていないので、勉強しなければ。
 
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客車に至っては、さらにダメです。きれいすぎる屋根が、まわりの風景にまるで溶け込みません。どうみても「おもちゃ」です。まあ、鉄道模型も、広義で言えば玩具には違いないのですが・・・。それにしてもウエザリングというのは本当に大事なのですねえ。最新技法を研究して出直しです。
 
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あと、夏の設定なのに、クーラーのない客車の窓が全部しっかり閉まっているのは実に不自然です。中の乗客はたいへんな状況でしょうねえ。
 
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夏に撮影された旧型客車の実物写真をみると、当然ながら窓が開いていて、いかにも夏らしい雰囲気を感じさせます。そこで、Nゲージ客車改造の方法をネットで検索してみたのですが、窓の開け方はいくら調べても出てきません。Nゲージでもスーパーディーティル化が進む今日、どこかに、すっきり窓を開ける方法は紹介されていないものなのでしょうか。不満をいう前に自分で技法を開発すればいいのですが、妙案が浮かびません。いやはや、悩んでばかりで「米国型鉄道模型」からどんどん離れていく、今日この頃であります。
 
(その26に続きます)