プロマネ受けてきました | フリーエンジニアを辞めました

プロマネ受けてきました

10月19日(日)に情報処理試験のプロジェクトマネージャを受験してきた。プロマネを受けるのは今年が初めて。

プロマネは独立行政法人 情報処理推進機構が実施する試験だ。合格証には経済産業大臣の名前が書かれている、そこそこ権威のある試験である。

プロマネかつては7~8年前に試験制度が改定されたときに、新たに登場した試験である。「特殊」という試験がアプリケーションエンジニアとプロジェクトマネージャに分かれたらしい。歴史が浅いためか、40代以上のSEには、試験の存在を知らない人も少なくない。しかもまた1、2年後に試験制度が変わるらしい。資格試験は知名度が命なので、ころころと制度を変えられると困るのだがプンプン

プロマネの試験は午前、午後I、午後IIの3部構成。私は昨年のアプリケーションエンジニアに合格したので、午前の試験を免除されていた。

午後Iは記述式試験。記述式とは設問に対して20~40文字で解答するスタイルの試験。問題は4つあり、そのなかから3つを選んで回答する。それぞれの問題に設問が6~8問ある。試験時間は90分なので問題1つあたり30分で回答しなければならない。

私が1つ目の問題を終えたとき、35分が経過していた。このままではいけない。ペースを速めなければえっ
気を引き締める。2つ目の問題を終えたとき、既に70分が経過していた。残り20分しかない。やばいガーン
最後の問題に取り組む。半分ほど回答し終えたところでタイムアップ。

全て回答し切れなかった。恐らくこの時点で、合格はほぼ無理だろう。午後IIの試験をほっぽり出して帰りたいという誘惑に駆られる。しかし何事も経験だ。やはり受けるだけ受けておこう、と思い直し試験会場に留まることにした。

午後IIは論述式。3つのテーマを与えられる。ある課題に対して、1つを選択して2400字程度の小論文を記述する。与えられたテーマに対して、自分が実際に経験した問題と、それをどう解決したか。これが午後IIで求められる論述のポイントである。

試験が始まって、3つのテーマにさっと目を通す。どれも馴染みがないテーマばかりむっ
それでも、書けそうなテーマを選んで論文を書き始める。

選んだテーマを要約すると、「情報システム開発で利用部門の協力を得られなかった事例と、その対策を述べよ。」といったもの。

とりあえず書き始めるが、600文字ぐらいで詰まったあせる
私はソフトハウスのアプリケーションエンジニアの経験しかない。

プロマネとしての実務経験がないので、このテーマでは具体的な事例が書けない。利用部門の協力を得られないリスクがあれば、委任契約にして自社のリスクを減らす、といった一般論ぐらいしか思いつかない。一般論だけでは600文字が限界だった...

ということで、初めてのプロマネ受験はあえなく惨敗。論文試験が難しいのは分かっているが、せめて来年は午後Iの記述式だけでも突破できるようにしたい。