プロジェクトが火を噴くとき | フリーエンジニアを辞めました

プロジェクトが火を噴くとき

システム開発プロジェクトが火を噴きました。2ヶ月前からくすぶっていましたが、ついに炎上しましたメラメラ


1年ほど前からある製造業のシステム部門に常駐して、システム企画、要件定義の支援をしてきました。


今回のプロジェクトはシステム企画の段階から難航しました。今回のミッションはソフトウェア資産管理(SAM)という業務のシステム化です。SAMは最近になって必要性が認識され始めた業務で、どうあるべきかが確立されていない業務でもあります。業務要件が確立していないのにシステム化しようというのだから、ハードルの高さは想像に難くないでしょう。


例え困難な状況でもQDCを設定するのがプロジェクト運営です。要件定義の開始前から2008年2月に納期が決められました。納期から逆算して運用テスト、システムテスト、結合テスト、製造・単体テスト、詳細設計、基本設計がスケジュール化されました。


実際に要件定義を進めると、要件がなかなか纏まりません。しかし納期は待ってくれないので、要件定義の途中でも、見切り発車的に詳細設計、製造・単体を始めることになりました。設計、製造を進めている最中でも、要件はまだまだ膨らみ、まるで生き物のように変化を続けます。


追い討ちをかけるように新たな問題が発生します。一生懸命探しても要員が集まりませんドクロ

10月頃からSIerのPMが東奔西走しますが、提案される技術者は日本語ができない中国人などですあせる

この時期は技術者が品薄で、いい技術者を見つけるのは難しいと言います。


12月になっていよいよPMのお尻に火が付いて、なりふり構わず技術者を集めてきました。数日間だけヘルプで入ってくる人が居たり、アプリ開発とは無縁のインフラ系技術者もいます。いきなり人が増えたので、だれが何をやっているのか全く把握できない混乱した状況に陥りました叫び


それ以前に、毎日のように人が増えたり入れ替わるので、何人居るのかもよく分かりません。総勢で20人ぐらい居るのでしょうか。。。


システムリリース時期から逆算した製造・単体テストの納期が12月末です。詳細設計、メイクが進められている中、要件定義はようやくユーザ部門と最終詰めの段階に入りました。


悲惨な状況だと思いますが、悲観して嘆いてもますます仕事が面白くないだけです。視点を変えて「たくさん残業して稼げるチャンスラキー!」と前向きに捕らえて仕事に励んでいます。お月様