新しい年が始まりました。

妊孕性温存の卵子を使用しての妊娠の難しさを感じてからブログを書き始めました。今後誰かのためになればうれしいです。

わかりずらい文章ですが、思いのたけをつづるブログです。

卵子の移送を決断してから2か月たちました。そして先日卵子の移送が完了いたしました。

卵子の移送までの間は、他のクリニックへ話を聞きに行ったり、保存していた病院で紹介状を作成してもらうために受診したりと、時間の調整がすごく大変でした。夫婦のことなので、二人とも時間の取れる日となると仕事を犠牲にしながらになるので、簡単にはいかないものです。ただ焦りは禁物。焦ってもうまくいかないことは前回経験しているので、”できるときに”というのが大事になります。焦ると精神的にもきつくなります。

何度も焦りそうになって、何度も主人に落ち着くようになだめられておりました。

一緒に考えてくれて大切に思ってくれる主人の存在はほんとうに大きいです。

卵子を移送した現在悩ましいのが、受精卵に挑むための日の選択になります。どうせなら一番良い日にしたい。六曜にちなんだり、占いをしたりで日程を決めます。

次の卵子の融解が私たち夫婦の最後の望みであります。これが失敗したらもう二度と自分たちの子どもを望むことができないのです。また、融解してうまくいってもそこからも試練が始まりますが、まずはスタートラインに立つことが目標です。融解して受精卵ができたら再度凍結するようです。

主人は「もう少し年月が経って、卵子の融解技術や、授精技術が進んでからでいいのでは?」と言っていました。2017年に採卵した当時より、2023年現在の技術の進歩が著しいのは専門の先生方からの情報からわかっています。

ただ私はもう決断したと伝えました。

もし子どもの望みがなくなった場合、主人は子どもを作る能力はあるので、子どものいる生活を強く望むかもしれない。そうなった場合、私は主人との離婚も考える必要があるかもしれないと悩んだ時期がありました。子どもを作ることができない私は、主人の子どもが欲しいと思うし、主人を父親にしてあげたいとも思います。そこにうしろめたさを感じる可能性があるし、主人はまだ若いのでどうすることが彼にとっていいのか私には判断がつかなかったときに、それを口に出したことがありました。白血病になってから知り合った彼で、すべてを伝えたうえでお付き合いして、結婚しました。

彼は理解し、その上で結婚したといっていました。どんな状況であれ、例えばこどもを授かることができなかった場合は、夫婦で仲良く幸せに笑顔で暮らせたらいいと言ってくれました。それを聞いて、決断ができたのです。

来年や再来年に培養技術が進み、未成熟卵子を成熟させることができるかもしれません。でもあと5年先、10年先になる可能性もあります。そして、今現在私の年齢は30台後半。元気だった体が白血病細胞に侵されてから6年たちましたが、また何が起こるかわからないと考えてしまうのが経験したからでしょうか。事故や病気で子宮がなくなってしまうことだって考えられます。考えすぎなのかもしれませんし、そんなこと考えていたら生活もままならなくなりそうなのもわかりますが、今が一番良い時期なのではないかと考えた結果です。本当に悩みました。寝て起きても同じ考えでした。もう決断はできています。

すごくわかりやすいコラムを掲載しているサイトがありました。

大阪のクリニックです。

採卵時にとれる未成熟卵について 〜一つの卵子も無駄にしないために〜 - なかむらレディースクリニック|大阪の不妊治療・体外受精専門クリニック (towako-nakamura.com)

 

今現在の治療が今後誰かのためになりますように。

 

なにか希望がもてそうです。

たくさん役立つ情報が多数でした。ありがたいです。