24時間テレビのドラマ「今日の日はさようなら」を見ました。


「今日の日はさようなら また会う日まで」というしんみりした歌が思い起こされました。


嵐の大野智さんの演技は、あまり表情を変えず、それが今時の若い青年をよく表現していて、良かったと思います。


病気が進んで弱っていく様子は、とても心が痛みました。


最後は自分から栄養を行き届かせていたカテーテルの管を「外してください。」と医師にお願いします。


自らそんなことをしなくても、その時は一刻一刻近づいていたわけですが、そこまで弱った状況だと、自分もそう願ってしまうものなのかな・・・と想像しました。


自分ではなく、見ていた家族はとても辛かったと思います。


どんな状態でもいいから、生きていて欲しいと願ったと思いますが、本人の願いも聞いてあげたいという葛藤に悩まされるのですね。


そのような状況になったことはないけれど、とても辛い決断をしなければならない時があることを思わされました。



「死ぬことは終わりではない」というメッセージが、心に残りました。


実際、24時間テレビで取り上げられて、多くの方の心に残ったと思います。


このドラマは、実話である原作をもとにしたドラマで、原作は主人公のお父さんが書いたものだそうです。


子供が先に死んでしまうなんて、とても考えられない試練ですが、乗り越えた家族として、こうして本を書き残し、ドラマにもなったことは、本当に良かったと思います。


原作はこちら。


「大空への旅立ち がんと闘いながらも夢見ていた未来」


もし、家族ががんになったら?

自分ががんになったら?


若くても、病魔が突然襲うことがあります。


必ずしも年の順ではないのです。


短くても、悔いの残らない、充実した人生となりますように、急に慌てるのではなく、こうした話を心に留めて生きていきたいですね。


このドラマは、忘れないでおきたいと思いました。