2017年度野球RKK招待高校野球第2日野球@藤崎台県営野球場
 
第1試合で早稲田実業と秀岳館が激突するということで
夜勤明け直後にクルマを光の森駅まで走らせJR豊肥本線・熊本市電を乗り継いで
熊本城・市役所前電停から徒歩で球場に向かいましたが
いやーホントに朝から大勢の高校野球ファンが詰めかけるとは…。(観衆:7000人の発表)
さすがに早実人気がそうさせるのかとホントに驚くばかりで
メインスタンドは満員、一塁側・三塁側スタンドも5割埋まる盛況ぶりの中
何とかメインスタンドの座席を確保しスコアブックを付けながらじっくり見てきました。
 
試合は予定より4分早く8時26分にプレイボール
画像下差しは試合前の挨拶。
2回オモテに早実がヒットに相手のエラー、フォアを絡めノーアウト満塁のチャンスをつかむものの
ピッチャーゴロホーム封殺、ショートゴロ併殺で得点なし。
これに対し秀岳館は4回ウラ、4番・石井くんのライトへの2ベースを皮切りに
ランナー2人を置いて6番・竹輪くんのセンター前タイムリーで先制
7番・幸地くんがサードゴロで三塁ランナー・廣部くんがホームに突っ込み
ホームへ送球もタッチ及ばずセーフで2点目。(記録はサードの野手選択守備)
8番・藤本くんのファースト・清宮くんのグラブを強烈に弾くタイムリー内野安打で3点目
そして9番・先発の川端くんのセンター前タイムリーで4点目と嵩に懸かる攻めで一挙4点奪取。
さらに5回ウラ、前の打席で2ベースの石井くんがライトへ滞空時間の長いソロホームランで5点目。
そして5回が終わったところで
上差し早稲田大学の応援歌「紺碧の空」が藤崎台に…。
(拙い撮り方ですが、スタンドの雰囲気を感じ取っていただければ幸いです)
 
中盤は両チームとも点を取れず
終盤に入って8回オモテの早実
前の回から2番手として登板の幸地くん(先週のRKK旗決勝同様キャッチャー→ピッチャーへ)が全くストライクを取れず
8球連続のボール(=フォア2つ)でノーアウト一塁二塁となり
3番手で田浦くん(ライト→ピッチャー)がマウンドに立ち、送りバントで1アウト二塁三塁となり
ショートゴロの間に三塁ランナーが生還するものの後続を断ち
1点止まりで試合は9回オモテへ。
2アウトとなり、2番・雪山くんのところで伝令が出て
何と次の3番・清宮くんで勝負するために敬遠策を敢行‼
これにスタンドから大きな拍手!!
そして1ボール2ストライクでの4球目のストレートを叩いた打球はファースト正面へ。
ファースト・木本くんが走り込んで一塁ベースを踏んで試合終了。
 
早稲田実業 1- 秀岳館
秀岳館が4回の集中打で主導権を握り
終盤ピンチの場面を作ったものの最低限で切り抜け
早実にタイムリーを許さず、完勝といえるゲームでした。
試合終了後、応援をしてくれた九州学院の野球部員
そして三塁側スタンドに集まった大勢のファンに挨拶する早実の選手たち。
早実はフォアを10個選びながらも3安打とここ一番で一本が出ず
投手陣も先発の池田くんが先制点を許し
2番手の服部くんが追加点を防ぎきれず
3番手の伊藤くんが石井くんにホームランを被弾と今一つの内容で
投打ともに課題を残す結果となりました。
 
最終回の2番・雪山くん敬遠で清宮くんとの勝負の策は
招待試合とはいえ賛否両論あるところかとは思いますが
秀岳館側から見ると、これで仮に1発出ても2点差で少しは余裕があるところかと思うし
清宮くんとの勝負で試合を締めたいという鍛治舎巧監督の意図が見えました。
でも、この策を甲子園で…というのは
まずあり得ないことだと思うし
選手権地方大会へ向けての個々のレベルアップを、と考えると
これはありかと考えます。
しかしながら敬遠された雪山くん、そして清宮くんにとっては
半分相手にバカにされた(と受け止めざるを得ない)形で
秀岳館側から言うなら決して悪気があってこの策に出たわけではないとはいえ
昨年に続いての招待を受けての熊本遠征の最後の試合の最後で
相手の術中に嵌められて悔しい思いがあるかと思いますが(試合後の和泉実監督へのインタビューの最初のところで、相手への不快感が滲み出ていたのを感じました)
この経験を糧に、夏へと向かっていってほしいと切に願います。
 
さてこの日最注目の試合が終わって、この試合目当ての大勢のファンが
次の試合を待たずに球場を後にしていって(すみませんm(__)m 僕もその中のひとりですが、今週は木曜まで夜勤で早く帰って体を休ませないといけないと思ったので…)
慶應義塾のみんなには気の毒なところもあったかと思いますが
それでもメインスタンドには目の肥えたファンの方々が多く残って
第2・第3試合と続いていきましたが
結果はこちら下差し
第2試合:1回ウラに文徳が4番・萩尾くんの満塁ホームランを含む5得点で先行するものの
直後の2回オモテに慶應が2点を返し
8回オモテ、1アウト満塁で代打・大川くんの走者一掃タイムリー3ベースで追いつき
9回オモテ、2アウト一塁三塁で、綿引くんがライトへ勝ち越し3ランホームランを放つという
大逆転を演じ勝利。
そして今大会最後の試合は、慶應が熊工のエース・山口君を相手に
一時逆転を許したものの、4回に逆転し5回に突き放して、大会規定により6回で終了となり
慶應が3連勝で今大会を締めくくりました。
何かと早実に目が行く中で意地を見せての熊本での3連勝は
夏に向けて大きなものになるのではないかと思います。
 
そして今年の大会の結果ですが
《招待校》 慶應義塾…3勝 早稲田実業…1勝2敗
《熊本勢》 秀岳館…1勝1敗 文徳…1勝1敗 八代…1敗 熊本工業…1敗で
招待校が今年も4勝2敗と勝ち越し、熊本勢の通算成績は44勝78敗11引き分けとなりました。
 
そして昨日は、熊本放送さんが大会史上初のテレビ中継&YouTubeの自社公式チャンネルでのライブ配信を行い(※RKK旗決勝はかつてテレビで生中継してたけど試合が放送時間内に収まらず尻切れトンボの形で終わることが多くあった記憶があります…。)
試合を見ながらスマートフォンでキャプチャしましたが
映像がHD画質で見やすくて、なかなか良かったと思いますが
解説・実況がないのが勿体なかったかなーと感じてます。
当日13時からの放送(RKKテレビ視聴可能エリアのみ)が絡むだけに「コメンタリーをつけるとネタバレになっちゃうから…」というところもあったかと思いますが
配信の悪用を防ぐためにやむを得ない措置だったかなと思います。
 
そして第2試合はカメラ1台のみでの配信となり
試合開始直後にトラブル発生で「しばらくお待ちください」となって、おいおい…と内心焦ってしまいましたが
その後はトラブルが起きずにホッとしましたが
上差しの画像にもあるように、スコアとカウントの表記があったほうが見やすかったのでは?と思いました。
それでも、注目校を招聘しての大会初の試みでよかったと思いますし
来年以降も継続していただけると僕ら高校野球ファンとしてはありがたいです。
そして、これからもRKK旗争奪選抜大会・招待大会が魅力ある大会として継続していくことを切に願っております。
 
そして今週末も、藤崎台で高校野球の試合が組まれております。
この件については、別の記事でお伝えします。
以上、今年のRKK招待高校野球についてお伝えしました。
それでは、また…。
※5/16 一部訂正・加筆しました。