第89回選抜高等学校野球大会@阪神甲子園球場
第4日は昨夏の選手権優勝の作新学院、昨年春夏連続ベスト4の秀岳館が初戦を迎えるということで
昨日の記事の最後でこの2校の試合に注目したいと書きましたが
はたしてどんな展開になったのか?
では、試合結果をざっくりと振り返ります。

 
第一試合…東北勢悲願の甲子園制覇を密かに目論んでいた仙台育英学園が
福井工大福井に敗れるとは、全くの予想外でした。
同点で迎えたところにまさかの落とし穴が待っていようとは…
これが甲子園の恐ろしいところなんですよね。
一方で福井工大福井にとっては48年ぶりのセンバツでの勝利ですか。
強豪校を下して次の試合も乗っていけそうな予感がします。

そして第2試合ですが

地元近畿の公立校が県外出身選手中心の秀岳館に挑むとあって
主催紙:毎日新聞の大会公式アプリ「センバツLIVE!」は圧倒的に高田商業応援ムードで
秀岳館にとっては完全アウェイの雰囲気で試合が始まり
3回表に秀岳館が先発・川端くんの三塁打と
半情くんのライト前タイムリーで先取点を取るものの
高田商業は4回までその1失点でしのいでいましたが
5回表の先頭:8番・赤坂くんのレフト前の打球(記録はシングルヒット)を高鉾くんがファンブルし
直後の川端くんの送りバントを今度は先発・古川くんの送球エラーでノーアウト一塁三塁に。
このチャンスに半情くん、渡辺くん、木本くんの長短合わせて3連続タイムリーで3点を追加し
さらにフォアとエラーで2アウト満塁となり
7番・幸地くんがレフトスタンドへ大会第11号満塁ホームランを放ち
一挙7点のビッグイニングに。
そして7回にも3点を加え、秀岳館が二桁得点差の完勝で2年連続初戦突破。
一方で高田商業は、5回の4失策が絡んでの大量失点で流れを相手に握られてしまったのが悔やまれるところ。
同校OBで昨年限りで現役を引退した元ベイスターズ投手の三浦大輔さんがネット裏で見守るなかで、勝利を手にすることはできませんでした。
それにしても、秀岳館が初戦でここまでやるとは、予想外でした。
秋の九州大会準決勝で破れた際には、チームが小粒化したのかなと思ってましたが
冬の間にトレーニングを積んで大会にきっちり合わせてきてるなという印象を強く受けます。
昨年の経験者が多くいるし、経験値の差が出たかなというところですね。

さて、秀岳館と対するチームを決める第3試合は
作新学院が初回から3連続タイムリーで主導権を握り
3回、4回にも連続タイムリーで2点ずつ加え
その後も着実に加点し
帝京第五が9回裏2アウト三塁で堀内くんがチームの甲子園初得点となるレフト線突破タイムリー2ベースを放つものの、結局そこまで。
作新学院が夏春連覇へ向けて快勝発進を決め、この両者が第8日第1試合で対戦することに。
本音を言うと準々決勝以降に…というところですが
これぞセンバツというところでしょうか。
互いに力があるし、5点勝負になるかなー。
とにもかくにも、2回戦屈指の好カードと言えるでしょうね。

それでは、第4日の結果を反映させたトーナメント表をご覧いただきましょう。

つづいて第5日の組み合わせです
 九州勢最後の登場となる東海大福岡が地元・兵庫の神戸国際大附属と対戦。
福岡大大濠、秀岳館と連勝と来ているのでその流れに続いてほしい‼
早実vs明徳は、和泉・馬淵両監督の戦術が鍵を握りそう。
特に早実・清宮選手に対する馬淵監督の指示がどうなのかが見物。
そして名門・静岡に部員10人の不来方の対戦と、興味津々ですね☺
きょうもまたいいゲームを期待したいです‼
それでは、また…

※第1試合のスコアに誤りがありました。

訂正し画像を差し替えました。

大変申し訳ございませんでした。