本日は新年初めてのリハビリです
OT(作業療法士)さんの曜日です。
今年のリハビリの目標は「できるだけ立ち続ける」。
現在何もつかまらないで立つのは、せいぜい2分。
これを3分〜5分〜10分〜・・・と長くしていくこと。
それに応じて家事もできるようにする。
これが目標です
今日は、OTさんがネンドみたいな練り消しみたいなものと、包丁代わりにクリームとかを塗るパテを持ってきて下さいました。
ネンドを肉や野菜に見立てて“切る”作業を練習します。
入院していた時も1度だけやりました
ただ入院時は、麻痺手は全く役に立たず、健手の左手も利き手ではないのでろくに力が入らず、ホントにあまりにもできないのでおかしくなってきちゃって、途中からずっと笑ってしまいました
様子をみていたたセラピストさんも「これは無理だ」と思ったのか、二度とやることはなかったです。
そんな思い出のある作業。
とりあえず、台所に行き、立った状態でネンドをパテで切る作業を10分間のタイム制限でしました。
作業の間だけタイムで測り、休憩時間はタイムも止める。それで合計10分作業をする。
麻痺の右手を“ネンドに添える”ことはできました。
そしてパテでネンドを切っていきましたが、これも、この3年間で左手を日常的に使っていたので少しは入りやすくなっていました。
でも、1番の目標の“立つ”に関しては・・・うーん
10分間の様子を書きますと
●作業2分半で立っていられなくなり休憩↓
●作業2分半で立っていられなくなり休憩↓
●作業2分で立っていられなくなり休憩↓
●作業3分立てた
ここで〜10分終了〜
こんな感じでした。
そして作業自体は全部で10分だけなのに疲れちゃって、ものすごくゼイゼイハァハァ。
別の曜日の外歩きのリハビリが約30〜40分なんですけど、それに匹敵するか、もしくはそれを上回る疲労。
ただ10分の間、立っているだけなのに
身体の状態を整えるのにちょっと休憩の時間がやや長めに必要になったので、このリハビリだけで今日の時間(40分)は終了しました
この内容をある程度楽にできるようになるまで、しばらくはリハビリはこの内容でいく予定になりました。
長い目でみていくことになりそうです
何が1番疲れるんだろう?
と考えてみました。
いくつか要素はあると思うのですが、気がついたのは「バランスをとるために重心が細かく移動する」。
というのが、今までなかった動きだということです。
健常者は、意識しなくても身体が勝手にバランスをとってくれているんですね。
細かく重心を移動させているのですが、普段は無意識なので気にすることはないと思います。
でも、今回のわたしのようにネンドを切ろうとしたら、左手に力が入ると同時に両足にも力が入ります。
ただ力が入るだけではなく、切る角度や力の入れ具合によって微妙に重心が足の前後に細かく移動するんです。
身体全体はその微妙な重心を支えますが、足全体と足の裏は最終回に重心を受け止めて床に流してくれているんだな、ということが、今日はよく分かりました。
だから、麻痺で感覚障害だとしっかり重心とかを把握できないから立っていられなくなるのかも知れないな、と思いました。
もちろんそれプラス、そもそも麻痺足の筋肉が弛緩していてきちんと働いていないので足が支えられず、2分くらいで脚がブルブルガクガクしてきちゃうのが、立っていられなくなる1番の理由かなと思いますが。
んーイマイチよく分からない。
もっとちゃんと自分の身体を知る必要があるかも知れないですね
とりあえず、また今年は少しでも成長・改善・回復をできるようにします