結びの中には、よく似ていて見分けが難しいと感じるものがあります。
両者を並べてみると違いがわかるのですが、単体で見た時に「あれ?どっちだっけ??」となりやすい結びです。
そのひとつの例として、今回は《几帳結び》と《総角結び》を挙げました。

見分けるポイントとしては、
例えば

①輪の中に中央の四角形の角があるか、ないか

几帳結びは輪の中に角が入っています。
総角結びは角が入っていません。

②足の部分が広がっているか、閉じているか

①の“輪の中に角があるかないか”の違いにより、几帳結びは角が入っているので閉じず足が分かれていますが、総角結びは角が入っていないため足が揃って伸びています。


私は個人的に、
几帳結びを“休めの姿勢”
総角結びを“気をつけの姿勢”
と呼んで見分けることにしています(^-^)

あとは、全体的に丸っこくて可愛い感じがするのが几帳結び、よりシャープな細身の感じがするのが総角結び、というイメージですが、これは並べて比べた時の印象なので、単体で判断するときはあまり参考にはならないかも知れません💦
やはり、作りの違いによる判断が一番正確だと思いますので、ご参考になさってみて下さい。