年末にばばっと読んだ本。
角田光代さん。
「私の中の彼女」


この方の本を読むと、これまでに自分が感じたあの感情を説明するとこうなるのね。とか。
あー、そっかだから私もこれが苦手なんだわー。とか。
自分の中に有る、きちんと概念化出来ていなかった感情とか、考えとかが、言葉によって具体的になる感じがします。

それが気持ち良くて、ドンドンスイスイ読んじゃう。
ストーリーも、なかなか興味深くてあっと言う間に終ってしまいました。
それにしても主人公の女性、世の中の流れに疎く描かれているけど、もう少し興味持てばー、と要らん世話ながら思ってしまいました。

感覚とか思いとかぼんやりしたものを、どれだけ伝わる様に言葉に出来るかって言うのが、才能なんだろうなー。
なんか上手く言葉に出来ないけど、こんな感じ!わかって!なんて、相手に頼り過ぎですよね。と反省。
今年も精進します! 

kiyo