RとQGISで新宿の地図を作成しよう(2) | 不動産鑑定、統計学、文系人間のための数学など

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上野山清久のブログ
 「不動産鑑定と統計学」(同名のホームページも公開中です。)、数学その他に関する日々の学習成果等について「学ぶ側の視点」で綴っていこうかと思います。

 今回は、前回作成した新宿区の地図上に地価公示地点をプロットしてみようとしたのですが、これがなかなか・・・。

 

 地価公示のデータは、国土数値情報ダウンロードサービス(国土交通省)で取得できるのですが、これは都道府県単位のデータのため、東京都のデータから新宿区のデータだけを抜き出す必要があります。

 提供されているのは csv形式のデータだとばかり思っていましたが、実は GeoJSON という形式のデータで、ここから一部のデータを抜き出す方法がよく分かりません。

 

 とりあえずデータをそのまま使える「埼玉県」で試してみました(東京都は島しょ部があるため地図全体が小さくなって見にくいため)。

 

 前回と同様に地図で見る統計(統計GIS)サイトから埼玉県の地図をダウンロードするとともに、今回はさらに国土数値情報ダウンロードサービスからも次の手順で地価公示データを取得します。

 

「地価公示(ポイント)」 製品仕様書第3.0版のデータ詳細はこちら」「埼玉県」 → 令和3年分をダウンロード

 

 前回と同様にダウンロードしたデータとRアプリを1つのフォルダーに入れて、Rのディレクトリを当該フォルダーに設定し、コンソール画面に次のコードをコピペ

 

install.packages(c("sf","ggplot2"))

library(sf)

library(ggplot2)

shp<-st_read("h27ka11.shp")

saitama<-st_read("L01-21_11.geojson")

ggplot(shp)+geom_sf()+geom_sf(data=saitama,col="blue")

 

 めでたく埼玉県の地価公示地点図が完成しました。

 

 次は新宿区の地価公示地点図に挑戦です。

 

library(sf)

library(ggplot2)

shp<-st_read("h27ka13104.shp")

tokyo<-st_read("L01-21_13.geojson")

ggplot(shp)+geom_sf()+geom_sf(data=tokyo[tokyo$L01_022=="新宿",col="red"])

 


 これでようやく目標達成かと思いきや、私の予定では点が赤色になるはずだったのですが・・・。

 

 残念ながら私には理由がよく分かりませんが、私のRの実力にしては上出来ということで今回はこれぐらいにしときます。