私の勉強法 | 不動産鑑定、統計学、文系人間のための数学など

不動産鑑定、統計学、文系人間のための数学など

上野山清久のブログ
 「不動産鑑定と統計学」(同名のホームページも公開中です。)、数学その他に関する日々の学習成果等について「学ぶ側の視点」で綴っていこうかと思います。

 自分が理解できたことをブログで公開する。このことが私が勉強を継続するモチベーションになっているのは確かだと思います。

 

 関心のあるテーマについて少しでも理解できたと思ったら、とりあえずあとさき考えずに書いてみて公開する。そうすると、その続きを書かなければいけないという義務感が適度なプレッシャーになるからだと思いますが、難しい内容の資料も集中して読むことができます。

 

 やっていることに特別なことがあるわけでもなく、

(1)とりあえず、キーワード検索でひっかかった資料で役に立ちそうなものをプリントアウトする。

(2)図書館で役立ちそうな本を借りてくる。

(3)これはと思った本が見つかった場合は購入する。

(4)(1)~(3)の文献を繰り返し読む。 ということだけです。

 

 必要なのは、とにかく理解したいという欲求だと思います。ただ単に統計学をマスターしたいからというのでは動機づけとしては弱く、例えば「最小2乗法はなぜ2乗するのか?」というような具体的な疑問を持つことが重要だと思います。

 

 そして、難しい内容(特に数式)にひるまないこと、短時間でも我慢し

て集中して読んでみること、そしてそれでも難しくてどうしても内容が頭の中に入ってこないときは無理をせずいったんあきらめて別の文献に切り替えることも大事だと思います。

 

 こうしたことを何度も繰り返していると、そこに書かれている単語や概念にそれなりになじんできます。そしてそのうちに、「あっ、これはこういうことを言っていたのか。」と気付く瞬間があったりします。

 そして、それまでまったく頭に入ってこなかった内容もそのうちに何とか読めるようになってくるものです。

 

 例えば、「カルバック・ライブラー情報量」について、私もいまだによく理解できていませんし、「ホントにこんな回りくどい考え方が必要なん?」という疑問は解消できていませんが、資料を繰り返し読んでいるととりあえずそれなりに読めるようになってくるものです。

 

 建築積算に関しても最近はブログで取り上げることはできていませんが、実は水面下ではそれなりにお気楽な勉強を続けています。

 例えば、実際の建築見積書の入手は困難でも、その気になればネット検索でモデル建築物の見積事例が簡単に見つかります。そこに書かれている用語(異形鉄筋 SD295A、コンクリート Fc18Nなど)について調べるだけでも結構勉強になります。

 最初は建築関連の本を読んでもまったく頭に入ってきませんでしたが、建築用語になじむ努力を続けているとそれなりに読めるようになってきました。

 

 やはり英語をマスターするためには一定量の英単語を覚える必要があるということなんでしょう。