表題の論文を日本不動産鑑定士協会連合会の令和6年度研究論文に応募していました。
結果はというと・・・、残念ながら選外でした。
選考結果については、連合会の広報誌「鑑定のひろば」No.227(2024年7月発行)」の23ページに掲載されているとおりです。
こうなると、私のようにどこかの学会に属しているわけでもない人間がこのような論文を書いても、発表する場がなかなか見つからないということになってしまいます。
困ったなと思いながら、ネットでいろいろ探していたところ、資産評価システム研究センター(固定資産税に関する研究・研修・情報提供機関で、全ての地方公共団体を会員とする一般財団法人)が毎年、固定資産評価研究大会を開催していて、その分科会の発表者を募集していました。
鑑定士連合会の研究論文審査委員会でも、「地価公示データをベースとして、公示ポイント以外の測定地点について穴を埋める作業であるため、相続税・固定資産税路線価や面的評価において応用できる可能性があるなどの貢献を指摘する意見もあった。」との有難い評価をいただいたこともあり、「もしかして、研究大会の趣旨に合致するかも?」と思い応募してみたところ、めでたく発表させていただけることとなりました。
詳細については、大会プログラムをご覧ください。
発表結果の概要や資料については、少し先になりますが、センターのホームページや、「資産評価情報(2025年1月号)」にも掲載されることになると思いますので、興味のある方はご覧になってください。
それまで待てないという特異な方は、ぜひ研究大会(10月11日(金)、於:都市センターホテル)にご参加ください。よろしくお願いします。
なお、今回の論文を書き始めた趣旨は、おおむね下記のような感じです。
•Rで地価分析ができるようになりたい。
⇩
•Rは、誰でも利用可能な無償の統計ソフトウェア
•最近は、Rによるデータ分析の解説本もそれなりに充実
•統計学・数学の独学も、やる気さえあれば十分可能
•地価分析に必要なオープンデータもあるといえばある。
•ただ、実務家が自力で地価分析をするノウハウを教えてくれる教材はある?
⇩
•私が書いてみよう!
執筆当初は、分析ノウハウの紹介がメインになるかなと思っていましたが、予想以上に有益な分析結果も得られたと自負しています。