会社の取締役が客先に提出した文章が「しわくちゃだから」という理由で再提出を求められた。文章の内容は客先に対しての謝罪文。

もっとも取り扱いに慎重にならなければいけない種類の社外文書だ。

要約すると「書類しわくちゃだから再提出お願いしまーす!これじゃあボクも上の人間に上げられないヨー!可哀想だから、取締役には内緒にね!(プププ ゲラゲラ 笑)」という内容。

 

自分の会社の取締役たるものが、書類の一つもまともに持っていけないことは、情けないことこの上ない。

いったいどういう精神状態なら、しわくちゃになった書類を

客先に提出できるのだろうか?その逞しい精神構造と匠の技を、今後の人生の糧としてご教授いただきたいところだが、人生は限りあるものだからやめておこうじゃないか

 

絶望的なのは、客先へもっていった取締役本人が、再提出を要請されていることを知らずに、クレーム処理を自分の力で成し遂げたと思い込んで、社内に自己の功績として吹聴していることだ。すべてを知っているのは僕を含めて社内で数人のみ。胃が痛い。訂正版は後日、僕が秘密裏に提出することになっている・