簡単に言うと

多様性は、小児性愛者にも適用されるのかって話。

 

主な登場人物

不登校の息子がいる父親

YouTubeを観ている女性

不思議な男性を推す女性

 

世界を変える少年たち

小学校高学年の男の子が不登校になり、学校なんて行かなくていいと世間を挑発するユーチューバーに影響される……

同じような状況の男の子とコンビを組み、動画配信を始めたのだが……

彼らを応援するボランティア団体も、コメントを入れる人々も、なんか怪しい!

いつも加害者にされるユーチューバーを、被害者の側に置くって、良いアイデアか物事の本質か?

少年の父親が、複数いる主人公の筆頭で、職業は検事で、日頃から犯罪者と向き合ってるって設定……

いつ見破られるのかって、こっちまでドキドキだよ!

 

小児性愛者の心理描写は

小児性愛者の代わりに、もっと稀な性癖に苦しむ女性を二人目の主人公にして、その心情を描いてる!

欲望の対象が人間ではないぶん、多数派の人々にとっては無害かもしれないけど本人は……

性的少数者であることを隠しながら、芸能活動のようなことをしている男子大学生を、三人目の主人公の視点から観察する!

彼女に性的な視線を送らない彼は、理想の男性のはずだったのだが……

 

多様性の間違った使い方

多様性を大学祭のテーマにして、良いことをしたつもりでいる大学生たち……

中年男性の同性愛ドラマで大金を稼ぎ、尊敬まで集めている大人たち……

お前ら、どこへ向かってるんだ?

物語の冒頭で読者に知らされている、バッドエンドに向かう登場人物たち……

結末が分かってると、逆に途中の意外な展開が面白くなるね!