簡単に言うと

病院での赤ちゃん取り違えに、小学校入学直前まで気づかなかったらって話。

 

主な登場人物

エリートサラリーマン(福山雅治)

お受験を終えた妻(尾野真千子)

 

面白すぎる設定

お受験をさせたりと、手塩にかけて育ててきた一人息子が、病院で取り違えられた、他人の子供だった!

自分たちが育ててきた子を取るか、遺伝子を受け継いだ子を取るかっていう無茶な二択……

両方を引き取りたいって傲慢なアイデアは、オイラには思いつかなかったぞ!

 

面白すぎる設定の産物

よその家の子が泊まりに来てるけど、本当は実の子!

エリートサラリーマンと、町の電気屋さん……

両家が出会って、経済格差や価値観の違いが浮き彫りになっていく!

赤の他人が新しく家族に加わったり、逆に欠けたりって、標準的な家族の形が変形することからホームドラマは始まるんだけど……

二人の息子に二組の両親がいるって、見たことない設定!

 

面白すぎる設定の副産物

結婚も育児もしたことがないオイラにとっては、サイエンスフィクションや異世界ファンタジーよりも、共感しにくい現代劇だなあ……

ラジオ番組に出演した、小説家が言ってた……

もしも本物のピアニストがピアニストの小説を書いたら、素人には理解できないことを書いてしまう……

自分のような素人が書くから、誰もが共感できる小説になるのだと!

取り違えの判明って非常識な展開が始まる前に、普通に家族愛を感じさせるエピソードが、もっとあれば、オイラにも共感できたかもしれないが……

でも、それじゃ主人公の成長を描けないよね?