簡単に言うと

刑事が、ヤクザよりもヤバかったって話。

 

主な登場人物

暴力団対策が専門の刑事(役所広司)

国立大学を卒業した刑事(松坂桃李)

 

アウトローの魅力

高校を不登校気味になってた頃……

レンタルビデオで、『仁義なき戦い』シリーズを見てたなあ……

最後まで優等生でいられるのは、競争に勝ち残った者だけで、負けた男たちはプライドを保つために、逸脱した行動を始める!

ルールに従わない、自分の強さをアピールしたり……

不摂生な生活や、破滅に向かうような生き方を自慢したり……

観たことがないんだけど、プロの格闘家じゃなくて、もと不良の人たちが罵り合ったり、グローブをつけて殴り合う動画が人気なんでしょ?

自分はなりたくなくても、そういう人々に憧れる気持ちが、ほとんどの男性にはあるんだと思う!

 

現代のヤクザ映画

ヤクザ映画なのに、主人公は刑事なんだよね?

今時、ヤクザを主人公にした映画なんて、受け入れられないんだろうなあ……

その代わりに刑事が、ほとんどヤクザ!

ルールは破るし、ケンカもするし、酒・カネ・女の毎日……

ヤクザみたいな刑事にすることで、観客のヤクザが見たいって欲求を満たしてるんだと思う!

 

勧善懲悪

主人公がヤクザで、暴力団同士の抗争で活躍したら、反社会勢力を美化することになる……

でも、ほとんどヤクザでも職業上は刑事をしている主人公がヤクザをやっつければ、正義になるらしい……

主人公を含めて、物語を彩ったヤクザたちが一掃される結末は、安心する!