簡単に言うと

田舎者が劣等感と戦う話。

 

主な登場人物

男子に恋をした都知事の息子(二階堂ふみ)

なぜか埼玉県民に同情的な帰国子女(GACKT)

 
喜劇のタネを探す
オイラも埼玉県民だから、なるほどと思うところはあるね!
東京に出て一旗揚げたいって夢は昔からあるんだけど、うまくいかなくて埼玉の実家に引き篭もることの繰り返しみたいな……
郷土愛もないしさ……
自分じゃ気づかないけど、言われてみれば、そうかと思う!
そういうところに、喜劇の題材が隠れているんだね!
 
大袈裟にする
東京都民の、ほとんどは埼玉以上の地方出身者だからね……
生粋の江戸っ子なんて、逆に息を潜めて暮らしているイメージ!
埼玉から東京に行くのに通行手形が必要だとか、神奈川県民だけが優遇されているとか……
埼玉県民の劣等感からくる被害妄想を、いろんなエピソードに昇華してる!
東京都の優越的な立場と、その他の道府県の複雑な気持ちは、全国民にとっても人ごとじゃないわけで……
それが、なぜ埼玉だけっていう不条理が面白いんだろうね!
 
映像で笑わせているのか
埼玉県のあるあるネタなんて、言葉で説明しなきゃ観客にはわからない訳で……
それでも映画だから、映像表現で笑わせているような体裁を取らなきゃいけないみたいで……
東京都民の女性が、埼玉と聞いただけで失神するとか……
過去に各都道府県の歌でブレイクした、はなわさんの埼玉県の歌がエンドロールで流れるんだけど、言葉だけの悪口は安心して笑える!
でも人の悪口を映像で表現すると、迫力がありすぎないか?
笑いって、緊張が緩和した時に起こるけど、この映画は、ずっとハイテンション……
真面目にやるほど、バカバカしさが増すんだろうけど……
映画の笑いって、ボケるだけでツッコミがないし……
映画で笑わせるって、難しいですなあ!