この作品が2003年に、新国立劇場で上演された時に出演させていただきました。
今回ムスターシュ役を演じられた学院の先輩横沢さんは、当時ジムナスティック役で出演されていました。その当時から穏やかで優しくて大好きだったのですが、そのお人柄や温かく深みのある歌が更に更に進化して、とっても素敵なムスターシュさんでした。
そうそう、今回のこのチラシの両手を掲げる少年、実は21年前の私です(笑)
小田急の駅や車内、宝塚の雑誌など、色んなところで宣伝されていたらしく、「これ恭子だよね?!」と連絡くれた友人もいました!この角度でわかるなんてビックリだし嬉しかったです😊
探したらありましたよ
21年前の横山さんと、地元福山から私をミュージカルの世界に送り出してくれた亀田さん♪
この写真を見て色々と思い出したけど、あの当時、チトはラストのシーンで白い服に早替えてたんだっけ。宙吊りのハーネスもあって早着替えドキドキだったな(笑)
藤原歌劇団で初演されたこともあって、2003年も主要な大人キャストは劇団の方。そこにオペラの素養の無い私がポンと入ったもんで、地声やミックスボイスはなかなか馴染まず、試行錯誤しながら、結局自分を貫いたことを思い出したり、、若かったのだ(笑)
指揮者の松下京介さんにも沢山アドバイス頂き、わからないなりにもがきましたがなかなか一つになれず。それが千穐楽で一気に音楽と一つになれた感覚があって、それを松下さんも感じてくださったのか、カーテンコールではお互いに号泣。終演後、松下さんは感極まって楽屋から中々出てこられなかったって記憶が、、、あってるかな?あぁ全ての記憶が愛しいな。みなさん、お元気かなぁ〜。
シンプルで普遍的なテーマ、金子さんの音楽の変わらぬ心地よさ、それぞれの役を懸命に生きる出演者さんたちの姿、大学で鍛えられた皆さんの声の響の重なりも、温かく呼吸をするようなオケも、楽しみにしてるお客様の空気も、空間全てを楽しみました。今後も上演し続けていただきたい、名作だと思います。
なんだか長々と書いてしまったけれど、
関係者の皆様お疲れ様でした!
そして素敵な時間をありがとうございました。
きっかわきょうこ