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文庫本

文庫本で夢野久作「少女地獄」を読んでいる。


ランダムに選んだ一冊だったが


タイトル強烈で興味持ち手に取ったので


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戦慄と狂気の作品を行きつ戻りつ読み進めてる。


4編収められてる一つの「少女地獄」は


天性の虚言と妄想で関わった人々ををかく乱し最後は自殺する主人公の物語。


これが少女とは当時の男性の女性観を垣間見る。


しかし困ったものだ可哀想うだと周りが思おうと


虚言を上塗りして一貫性を貫き自死する主人公はある意味潔い。


主人公の行きつく先はイプセンの「ヘッダ・ガブラー」を思い出す。


それにしても明朝体の小さい文字は今は流行らない読みずらい。


なんとかしませんかカドカワさん。



★『土用波 砂をさらいて 光る足』