伴奏を弾かせていただいているお稽古日でした。


こちらのお稽古で使っている撥は象牙に見えるけど象牙ではない「合成象牙調撥」です。



あくまで“象牙調”の合成素材。


今はまだ本番の舞台で使う事はありませんが、これから先、三味線の皮も含めて素材の見直しは必要ですよね。


入手困難という事もあるけど、それ以上に「動物愛護」という観点からも必要不可欠な事だと思います。


“伝統”はもちろん大切。

でも、時代の流れの中で変えられる事、変えなければならない事も絶対にあります。

逆に言えばそうして時代に沿って変化をしてきた物だけが今の時代に生き残っているのだと思います。


変えてはならない物

変えなければならない物


これの見極めが50年先の未来を作っていくんだと思います。


それが出来ない文化は、残念ながら…


それ以上は言いませんけど。