嘆いてる暇があったら何か手を打ち、自分たちで打開しなければならないのかもしれないけど…。
今日、八月納涼歌舞伎の演目が発表されました。
八月も清元は無しです。
まぁ予想はしていましたけどね。
今年に入って、歌舞伎の興行で清元がかかったのは「一月・大阪松竹座」と「四月・歌舞伎座」(ともに坂東玉三郎丈の「お祭り」)のみ。
これはかなり深刻な問題ですよね。
もちろん歌舞伎にかかったからといって、そこに僕自身が出演するという保証はないですよ。
でも、もう僕自身がどうこうといっている状況ではなくなってきました。
やはり歌舞伎って我々の業界でいえば一番多くの人の目に触れる、いわば「広告塔」的な存在でもあるし、実際「歌舞伎の興行にかかる」という事はその後の舞踊会(それ自体も今は数少なくなってますが…)などでその演目がかかる確率が上がるんです。
そういう実益的なところもあるし、なによりここまでお呼びがかからないと「歌舞伎における清元の存在価値」という点でも不安になってきますね。
「そこまで必要とされてないのかな」
そう感じざるを得ません。
前向きに考えれば「自分に力がないからだ」「ならば力をつけて必要とされてやろうじゃないか」そう考える事も出来ます。
が…
それだけの問題ではなさそうですよね。
この闇は深そうです。
とにかくこれはいよいよどうにかしなければ、本当に「清元」という文化の存続の危機だと思います。
がんばれー!清元ー!
がんばれー!俺ー!