今月の歌舞伎座も残り2日となりました

途中、台風被害による休演が2日間あったので
初日が開いて今日で21回目の舞台

その内、ワキで9回、タテを今日で12回弾かせていただきました

「三味線を弾く」という事は、弾く技術はもちろん、その曲を演奏している中での流れや舞台全体の流れから楽器のメンテナンスまで、とにかく様々な事に気を使わなければならない…逆に言えば、それが出来ない奏者はプロとして失格
厳しい事を言えば、プロとして舞台に乗る資格はないと思います
出来る範囲、レベルは人によりそれぞれですが、それをやろうとしない人はプロ失格です
それは歌舞伎座の舞台に限った事ではなく、どんなシチュエーションでも同じです

演奏についての神経の使い方や技術については、その努力をしなかった時代の自分もいるので
それについては、可能ならば今から時を遡り喝を入れたいです

ただ、その気があってもメンタルや技術に関してはそのレベルに追いつけない人…つまり「センスのない人」ですね
これについては仕方のない事で、出来る限りの努力だけはしてください…としか言いようがないですが
楽器のメンテナンスについては神経を使えば最低限どうにかなる事
それも怠っている人がいるとしたら…まぁ論外ですね
プロ・アマ問わずね

え〜っと、なんでこんな話になったんだ?

今月は撥を欠きました
そのショックを引きずってるのかな…

え〜…メンテナンス、演奏、色々な事に気を使いながら
残り2日間、楽しく頑張ります!