ふう、やっと終わったニャ。
あまり面白くなかったから
途中から読み飛ばしていたけど、
とにもかくにも終わりになったのは、
･･････あっ、
･･････
いつからいたのニャ？
･･････
ええと、ご苦労様でしたニャ。
書き直したものとはいっても
それなりには苦労されたのではないでしょうか？
どうなんです？
ええ、まあ、それなりには。
どういうところに
いちばん苦労されましたか？
ええと、そうですね、
それを話すと
すこし長くなるんですが･･････
あっ、じゃあいいです。
では、最後にお訊きします。
このお話は
けっきょくなにが言いたかったんでしょうか？
え？ もう最後なんですか？
はい。
っていうか、ここで終わりでもいいんですが、
どうします？
終わりにしますか？
あ、いえ。
言わせて下さい。
ええとですね、
この話はとても美人の姉にコンプレックス抱く
そこそこ美人の妹の話なのですが、
それが最後の場面でひっくり返ってですね、
姉の方も妹にコンプレックスを持っていたのが
わかるんですね。
それと昔にあった事件の真相というかが垣間見えて、
それに関する赦しが･･････
っていうか長いですねぇ。
簡潔に言って下さいよ。
けっきょくこの話はなにが言いたかったんですか？
あっ、すみません。
その、つまりは愛でして･･････
愛？
ま、じゃあ、愛ってことで。
はい、ではまたお会いしましょう。
佐藤清春さんでした。
･･････
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《雑司ヶ谷に住む猫たちの写真集》
雑司ヶ谷近辺に住む（あるいは
住んでいた）猫たちの写真集です。
ただ、
写真だけ並べても面白くないかなと考え
何匹かの猫にはしゃべってもらってもいます。
なにも考えずにさらさらと見ていけるので
暇つぶしにどうぞ。