轍の会「伯母捨」無事に終わりました。

2時間10分の大曲です。

単純にその時間を正座過ごすだけでも不安がありました。

昔、長い曲(それでも1時間45分とかですが)太鼓を打ち出す頃には足が激痛になって、全く演奏に集中できない、という情けない経験をしたことがありました。

今回の伯母捨は多分私が太鼓打ち出すまでに1時間40分近く経っていると予想してました。実際その予想は的中しました。

何十年もやってきて何をやってるんだ、と思われるかも知れませんが、今回は長い時間の舞台で打っていない時間を充実して良い姿勢で過ごし打ち出す時に集中力が途切れぬように足腰の鍛練とコンディショニングに気をつけてきました。


おかげさまで自分としては良い感じで勤めることができましたが、それ以上にシテの櫻間金記先生、ワキの宝生常三先生、アイの山本東次郎先生、他、共演させていただいた先輩先生方が素晴らしく、本当にご一緒できて幸せな舞台でした。

ご一緒下さいました先生、先輩方、おこし下さったお客様、皆さんに感謝申し上げます。

ありがとうございました。