解説: 男女の23年にわたる恋と友情を毎年7月15日にスポットを当て、ロンドンとパリを舞台に描くロマンチックなラブ・ロマンス。彼への恋心を胸に秘めているまじめなヒロインを『レイチェルの結婚』のアン・ハサウェイが、彼女の親友で自由奔放な男性を、『ラスベガスをぶっつぶせ』のジム・スタージェスが好演する。監督は、『17歳の肖像』で評価を高めたデンマーク人女性監督ロネ・シェルフィグ。23年もの間に変化していくファッションや音楽、そして感動のラストに魅了される。








あらすじ: エマ(アン・ハサウェイ)とデクスター(ジム・スタージェス)は親友として、23年間一緒に過ごしてきた。愛する気持ちを心に秘めていたエマだったが、ある年の7月15日にデクスターからほかの女性と結婚することを打ち明けられる。そして、何年にもわたる2人の恋の行方を左右する7月15日が訪れる。









感想:時々、後からジワッと感動がわいてくる映画に出会うことがある。
観た直後は「ふーん、なるほどね」みたいな感じなのだけど、後から「おい、待てよ」みたいな・・・・

この作品はまさにそれ。
単純にアン・ハサウェイが好きなのと、
『17歳の肖像』以来とても関心のあるロネ・シェルフィグが監督した、っていうだけで観たこの作品。
観賞後3日経って、「これは記事にしなくちゃ」と久しぶりに意欲がわいてきた。

二人が出会ってから23年間の7月15日のみを丁寧に描き出しているこの作品。
なんともかわった構成なのだけど、それが妙にしっくりきている。
演じている俳優陣の表情を含めた演技のうまさがあるんだろうけど、それだけじゃなくて、女性監督らしい感性で演出されたそれぞれのシーンが、後になってからボディブローのように効いてくる。

けっしてハッピーエンドではないのだけど、ごく普通のハッピーエンドよりもはるかに幸せな気持ちにさせてくれるのは、なぜなんだろうか・・・・

この映画のキーワードは「7月15日」。
偶然にも鑑賞日も7月15日で、なにか強い縁のようなものがあったのかもしれない。

また忘れられない大切な作品に出会えた。



-TOHOシネマズ海老名 にて鑑賞-



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