こんにちは、今日も書いていこうと思います。
一章の最後に僕が感じた疑問
「人間の行動とはそんなに単純化して考えられるものなのか」
この問いについて、二章では書かれていました。
まず、「インセンティプ」という概念について。
「インセンティプ」とは、
「人の意思決定や行動を変化させる要因(Wikipedhia)」
「人や組織のモチベーションを誘引するもの(Kotobank)」
「人の意欲を引き出すために外部から与える刺激(sanseido word wise web)」
とあります。
※本来、情報ソースをインターネットだけに頼るのはあまり好ましくないと考えますが、おおまかなイメージをつかむ目的であること、読者の検索が容易という観点から本ブログでは語意などに限り、インターネットを情報ソースとします。
よって、経済学という分野では、外的要因に対して人間は一様に反応すると考えられている事が多く、個人の主義やモラルといった部分を無視する傾向にあるようです。
その外的要因とは、それを扱う学者によっても解釈が若干(あるいはかなり)違っており、
経済学についての本で述べられている「インセンティブ」を理解するには、著者がどのようなタイプの人間について考えているのかを知らなければならないとのこと。
その前提なしに複数の本を読んだとすれば文献ごと、学者ごとに言っている事が全く異なっており、何が真実か分からず混乱するということが多いにあり得るのです。
やはり取り扱うものは「物質」ではなく「人間」であるため、「水は100℃で蒸気に状態変化する」といった「宇宙の法則、真理」のようなものは経済学のなかでは存在しないようです。
さらに、二章で取り上げられている調査の中には興味深いものがたくさんあり、その調査結果を読み解いてみると、人間の思考とは実に複雑である事が分かります。
タクシーの運転手という業種にスポットを当てた例をみると、
タクシーの利用客は天気の悪い日ほど増えるため、悪天候の日に多く働き、天気の良い日はさっさと帰った方が時間あたりの賃金効率は絶対にあがるのにも関わらず、彼らは全く逆の動きをしたそうです。
その結果から読み取る事が出来るのは、タクシーの運転手は日ごとの収入に一定の「目標額」を決めており、それを達成できたら家に帰る事が出来るとしていたこと。彼らはより多くの利益を産むために働いているのではなく、生活のために働いている、また、毎日同じくらいの収入を望んでいるという事です。
この結果自体、一概に言える事では無いというのも事実であるため、ますます人間の思考とは複雑であることが分かります。
以上が主に二章で述べられた内容です。
つまり、経済学として人のインセンティブが何かというのは、外的要因が作用するまで厳密には予測不能であるため、それに対する人々の反応を注意深く観察する事でしか人々の行動とはつかめない物なのだと考えます。
では、例えば全く新しいビジネスを始める場合、人々のインセンティブとは何をもって予測するべきなのでしょうか。
それは、顧客となる地域、企業、個人が持つ慣習、所得、規模など相手を深く知っていく中で見えてくるものなのでは無いかと考えます。
