よく思っていても口に出さないことがある。
お酒の飲みすぎで口からいろんな物体が出ることのほうが多い。
それぐらい、言いたくても言えないことってあるし
普段からよく考えているんだけど、これといって人に言うほどの
ことじゃないようなこともある。
今回の都市と田舎は人に言うほどのことじゃない部類に入るかな。
よく都市と田舎を対比して、田舎のすばらしさを説きまわり
誇張するテレビ番組や雑誌がある。
いかに都市はだめか、東京や大阪などは悪の巣窟かと。
都会人には田舎に対するある意味、崇拝とも取れるような
意識を持つ人がすごく多い。自然崇拝混同的な。
そのような人は田舎が人間のもともと住むべきところと
勘違いしているふしがある。
人間は古来より寄せ集まり、村を作り町を作ることで生きてきた。
つまり人間の住むところの始まりは町なのだ。
そしてその町に住むことの出来ない人間が
田舎・郊外へと移っていく。そうやって町は大きくなっていく。
そして大きくなると町の中心は徐々に都市化する。
これこそが自然な、なりたちだ。
自然を大切にすることはすばらしいことだ。
しかし田舎が都会よりもすばらしいと思わないほうがいい。
その思想は高度経済成長期の物質消費主義が生んだ妄想だ。
そして田舎が草木の自然を本当に大切にしているのかも
一度、疑問視してみてみたほうがいい。