セルセプト | ネフローゼ症候群の息子との歩み~1歩ずつ。。。

ネフローゼ症候群の息子との歩み~1歩ずつ。。。

ネフローゼ症候群(難治性)の息子と歩む日々です。
育児のこと、病気のこと、楽しかったことや出来事、など~日々の記録です。

セルセプト…。

このお薬を飲み始めたのは、去年の九月から。
子どもなので、本当はカプセルなのですが、粉砕してもらって、粉薬として飲んでいます。

もともとステロイド抵抗性ネフローゼ症候群であった息子。ネオーラル導入後、9ヶ月間寛解を維持したものの
ひどい風邪をひき、その後風邪症状がなかなか治らず…徐々に尿蛋白が出始めて、結局再発。

その後、プレドニンの減量中に何度も再発し、抵抗性になっていき、

エンドキサンを試したもののまた再発。

去年の6月に、7回目の再発入院中に、入院先の医大ではリツキサンができないため(まだリツキサンが保険適用でなかったので)、一旦退院をし、飛行機で東京まで行き… リツキサン投与の入院をし、また医大に戻りしばらく入院して治療しました。

東京での受診の時に、息子の場合ちょっとネフローゼの中では重症だから、セルセプトも飲んだ方がいいと思う、と東京での先生に言われました。

寛解期間が長くなるほど再発をしにくくなる、とも。

強い薬だし、免疫力も下がるし…沢山沢山薬を飲んでいて、また増えるのか…との葛藤がすごくありました。

でも、入院先に幼稚園の制服を持っていって、ほとんど毎日幼稚園の制服を着て過ごしていた息子を見ると、

やっぱり、幼稚園で沢山お友だちとの楽しい時間を過ごさせてあげたい!

この想いの方が強く…

セルセプトの内服も始めました。その後、ネオーラルをやめて、ミゾリビン(ブレディニン)もやめました。

どうやら、ミゾリビンの強いバージョンがセルセプトらしいです。

で、このセルセプトは東京で定期的に受診をし、処方箋をだしてもらっています。

薬をもらいに行くため、とはいえ、毎回飛行機で行くので、息子もウキウキ気分です(笑)😁

セルセプト内服をしているものの、リツキサンの効果が薄れてなくなった頃に、1年ぶりの再発をしてしまいました。今になって思えば、蚊に刺されすぎたこと、極度の疲れ…色々重なったことがきっかけのような気もします。

せっかく慣れてお友だちと楽しく過ごせていた毎日だったのに…また?と。再発するもの、とは心の片隅にはあったけれど、1年ぶりの再発は、さすがに息子には見えないところで泣きました。1年寛解したので、もう再発しないんだ!と期待していたのです。でも、そう甘くはなかった。。。

また、ムーンフェイスに多毛に、肥満に、情緒不安定に、身長が伸びなくなるの?男の子なのに?
と色々と思ってしまい…

つい、ポロッと息子に、『○○(←息子)、また再発したみたいだから、またプレドニン飲むようになるから、しばらく幼稚園はお休みになるし、顔が膨らんで背もちょっとお薬中は伸びないと思う。でも飲まなくなったら、大丈夫になるからね!』と言ったら、

日頃は、やんちゃで悪さばかり、なのに、こんな時だけ

『えー?いーよー?別にー。○○は入院も楽しいし♪それに大人でも背の低い人はおるじゃん、だからいいー、はいこれ!お母さんティッシュ!!』と、思わず涙がポロリと流れてしまった私に、渡されました。。。


まさかこんなことを息子に言われるとは思っておらず、予想外でまたまた感動してしまいました。


セルセプト内服のおかげか?1年ぶりの再発は、プレドニンがよく効きおよそ一週間ほどで陰性化しました。と、喜んでいたのもつかの間…で、またしても減量中に再発し、またプレドニン30mgからのスタート。

今は、何とか20mg朝のみの内服で尿蛋白マイナスを維持しています。

今年の運動会は参加できないので、本人もすごく残念がっていて、私も同じく胸が苦しいのだけど、しっかり治療してまた幼稚園に通えるように、と思っています!!

プレドニンのせいか、はたまた元々の性質なのか、たぶんどちらもかな~(笑)と思えるくらい、息子は日々元気一杯に過ごしています。むしろ私の方がバテそうです(^^;

わんぱく坊主…やんちゃ盛との自宅療養は厳しいものがあります…(^^;